決勝レース:フェナティが1年ぶりに優勝

昨年のレースを再現させたフェナティが今季初優勝。マルティン、ディ・ジャンアントニオが表彰台。佐々木は18位、鈴木と鳥羽はリタイア。

第3戦アメリカズGPの決勝レースは23日、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、総合5位のロマーノ・フェナティが独走で優勝を挙げ、ポイントリーダーに対して、13ポイント差に接近する総合4位に浮上した。

気温20度。路面温度30度のドライコンディションの中、3ラップ目に27番グリッドの鳥羽海渡が14コーナーで週末2度目の転倒を喫したことから、レースディレクションは赤旗を提示。周回数が18ラップから12ラップに縮小され、公式予選で決定したスターティングで再スタートすると、3番グリッドのフェナティは、昨年の当大会以来2年連続の優勝、通算8勝目を挙げ、参戦82戦目で通算699ポイントに到達。2012年に始まったMoto3™クラスの最多獲得ポイントランキングにおいて、2番手のブラッド・ビンダー(677)と1番手のアレックス・リンス(689)を上回った。

5番グリッドのホルヘ・マルティンは、4.504秒差の2位に入り、開幕戦カタールGPから3戦連続の表彰台を獲得すれば、6番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは、4.527秒差の3位に入り、昨年8月の第11戦チェコGP以来となる表彰台を獲得し、ホンダが開幕から3戦連続して表彰台を独占。

7番グリッドのエネア・バスティアニーニは、4.673秒差の4位。今季の最高位に進出すれば、4番グリッドのニコロ・ブレガ、13番グリッドのフアンフラン・グエバラ、9番グリッドのジョン・マックフィーが続き、2番グリッドのジョアン・ミルは8位。15番グリッドのフィリップ・エッテル、11番グリッドのダーリン・ビンダーがトップ10入り。

19番グリッドのアンドレア・ミニョは12位、8番グリッドのニッコロ・アントネッリは14位、17番グリッドの佐々木歩夢は18位。

18番グリッドの鈴木竜生は、ラスト3ラップでリタイア。鳥羽は修復されたバイクでピットレーンからスタートしたが、4ラップ目に週末3度目、今季4度目の転倒を喫してリタイア。

ウォームアップ走行で週末4度目の1番手に進出したポールポジションのアロン・カネトは、1番手走行中の4ラップ目に今季初転倒を喫してリタイア。

チャンピオンシップは、総合1位のミルに対し、総合3位から総合2位に浮上したマルティンが6ポイント差に接近した。

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