第11戦オーストリアGP~プレスカンファレンス

後半戦2戦目となるシーズン11戦目の開幕を前日に控えた中、マルケス、ビニャーレス、ロッシ、ペドロサ、クラッチロー、エスパルガロ兄が共同会見に出席。

第11戦オーストリアGPのプレスカンファレンスは10日、レッドブル・リンク‐シュピールベルクのプレスカンファレンスルームで行われ、週末の主役たちが出席。前戦チェコGPとオフィシャルテストを振り返り、今週末の抱負と期待を語った。

フラッグ・トゥ・フラッグとなった前戦で2戦連続3勝目を挙げた総合1位のマルク・マルケスは、「ブルノから直接来て、まだテストのグッドなフィーリングがある。昨年は懸命に頑張った週末だったけど、事前テストを実施しなかった。今年は加速が少し良くなった。天候は不安定だから、常に正しい前進を果たすことが重要となり、日曜に向けてベストなセットアップを得るためにトライするだけ。」

「レッドブル・リンクは、ハードブレーキングとアクセラレーションが特徴となる本当にスペシャルなサーキット。正しいバレンスを見つけられるか見てみよう。昨年はOKだったけど、タイヤが大きくドロップしてしまった。今年は戦闘的になれると考える。表彰台、トップ5、または優勝争いができるか見てみよう。決して分からない。テストで幾つかのことが見つかり、快適に走れ、フロントのフィーリングが良くなったから、楽しみだ」と、11秒差の5位だった昨年の結果を上回る自信を見せた。

前戦で4戦ぶり5度目の表彰台を獲得した総合2位のマーベリック・ビニャーレスは、「本当に好きなトラック。昨年は本当に良かった。トップに接近した。今週末に向けて、モチベーションが高く、良い感じがある。テストでは特に午後に入ってから、バイクのグレートなフィーリングがあり、グレートなリズムで走れた。今週末、新型フェアリングは使用しない。テスイトでは本当にポジティブなことが見つからなかったから、他のトラックで試したいけど、ルマンで使用したフェアリングがある。ここでアクセラレーションが改良されるか見てみよう。不安定な天候になれば、公式予選2に進出することが重要だ。僕は準備ができている!」と、上位進出に自信。

前戦で4位だった後、オフィシャルテストで1番手に進出した総合4位のバレンティーノ・ロッシは、「ブルノはスピードがあり、グッドな週末だった。月曜のテストは良かった。幾つか試したことはすごく良かった。幾つかのことは同じようで、テストの最後には、土曜と同じようなラップタイムで走れた。ブルノで試したフェアリングは、このトラックに対して完璧ではないと考えるけど、日曜に向けて検証しよう。」

「このトラックは、他とは少し違う。とても、とても速い。アベレージスピードは信じられない。沢山のコーナーがないから、1メートル毎に集中しなければいけない。ブレーキングは重要だ。楽しいトラック天候は良くないようだけど、準備を整えよう」と、トラック対策を説明。

前戦で今季6度目の表彰台を獲得した総合4位のダニ・ペドロサは、「ここ数戦、僕たちは良い仕事をしたけど、このトラックは週末を通じて多くの問題を抱えたから集中しなければいけない。バイクがどうなのか確認しよう。周回を重ねることが重要。日曜に向けて、より学習するためにできる限り周回しよう。バイクはテストで終了した状態で始める。ストロングなブレーキングとハードなアクセラレーションのレイアウトに対して、バイクがフィットするか見てみよう。少ないウィリーとアクセラレーションで、どのように闘うことができるのかを検証する必要があり、それがカギとなる。昨年、ドゥカティは非常に強かったから、監視が必要だ」と、学習に向けて周回を重ねることを強調。

前戦で今季3度目となるインディペンデントチームライダー勢の最高位に進出した総合9位のカル・クラッチローは、「月曜のテストは何も新しいことはなかった。フリー走行3の転倒で身体が痛く、今週末に集中するために、早めに切り上げた。幾つか異なるセットアップと新しいフェアリングを試し、幾つかポジティブなことが見つかり、今週末に検討することがある。天候は天候。全員にとって同じ条件。ブルノではストロングなパフォーマンスだったけど、今週末にもう一度トライしよう」と、ハードクラッシュの影響があったことを説明。

所属するチームのホームグランプリを前に、前戦で今季の最高位となる9位に進出した総合19位のポル・エスパルガロは、「ここにいることが本当に幸せ。先週末は本当にナイスだった。メカニックたちやチームの全員が週末のスタートに向けて、本当にポンピングしている。プレッシャーは少ない!ブルノはグレートなレースだった。コンディションはストレンジだったけど、グッドなスピードがあり、ここ数戦は他車とのバトルができ、オーバーテイクができた。週末ごとに良くなり、接近している。特に夏休み中にアラゴンで実施たしたテストは本当に良かった。予定していた全てをテストすることはほぼ不可能だったけど、ファクトリーは本当に上手く機能している。僅か数戦で、グリッドポジションが最後尾から真ん中まで来た。これは信じられないこと。シーズン末に向けて仕事を続けて行くことが目標であり、KTMの仕事に本当に感謝する」と、前戦の結果を喜び、開発スピードを絶賛した。

当サイトの『VideoPass』とオフィシャルアプリの『Official MotoGP™ App』では、初日のフリー走行1から決勝レース後のプレスカンファレンスまでライブ配信を提供。