アプリリア、成績不振のロウズに替わりレディングを起用

開発スピードのアップと成績獲得を理由に、契約が残っているロウズに替わって、レディングと1年契約。

アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニは14日、総合15位に進出する24歳のイギリス人ライダー、スコット・レディングとの間で、2018年の参戦に関して合意したことを発表。開発プロジェクトの促進及び目標に設定する成績獲得を理由に、来季末まで契約期間が残っている26歳のイギリス人ライダー、サム・ロウズに替わり、アプリリアのファクトリーライダーとして起用し、戦闘力が高まるプロトタイプマシン、RS‐GPを走らせることが決まった。

アプリリア・レーシングのマネージャー、ロマーノ・アルベシアーノは、「スコットは比較的に年齢が若いにも関わらず、最高峰クラスで重要な経験があり、我々のプロジェクトに加わることが決まり、大変嬉しいです。彼のタレントを信じ、RS‐GPに継続的な成長に貢献し、重要な成績を獲得してくれることに期待します。」

「我々のバイクは一貫してレース毎に成長し、トップ10以内に安定して進出するという目標を達成しました。その一方で、技術面の開発は、シーズンを通じて更なる前進を果たしていますが、スコットとの合意により、来シーズンに向けて準備を進めます。」

「アプリリアは重要なポテンシャルを具える2人のライダーと共にスタートラインに立ちます。アレイシはハイクオリティなライダーであることを証明し、チームにとっては保証となります。スコットの貢献が加わる我々の仕事により、アプリリアがチャンピオンシップの頂点により近づき、メーカーとしてより輝かしいポジションに位置できることを期待します。」

「同時に、我々はサム・ロウズに別れを告げます。彼の約束と努力、そして、ルーキーシーズンにおいてチームの成長に貢献したことに感謝します。疑いのない才能を発揮できるライダーですが、現時点では、ピアジオグループとファンとの約束を果たすために選択が必要でした。グッドなシーズン終了となれるように、これまでと同じように一緒に仕事を続けて行き、彼の将来のキャリアにおいてベストを願います」と、レディングの起用理由とロウズの解雇理由を説明した。