第14戦アラゴンGP~Moto2™クラスプレビュー

残り5戦のタイトル争い。9ポイント差に急接近した総合2位のルティが総合1位のモルビデッリに挑戦。

第14戦アラゴンGPは、モーターランド・アラゴンで8日(金)に開幕、10日(日)に決勝レース(現地時間12時20分/日本時間19時20分)が行われ、前戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPで今季2度目の転倒リタイアを喫したポイントリーダーのフランコ・モルビデッリが、昨年3位表彰台を獲得した当地でポイントアドバンテージの拡大を目指す。

全クラスで1番乗りとなる今季10度目の表彰台を獲得した総合2位のトーマス・ルティは、昨年の4位が当地での最高位。昨年優勝を挙げた日本GPとオーストラリアGPを前に、9ポイント差に挑戦すれば、前戦の転倒で左寛骨臼(かんこつきゅう)を骨折した総合3位のアレックス・マルケスは復帰を予定。

総合4位のミゲール・オリベイラをはじめ、総合13位のブラッド・ビンダー、総合14位のホルヘ・ナバーロ、総合16位のファビオ・クアルタラロ、総合33位のエドガル・ポンスは、最終戦バレンシアGPの開催地、リカルド・トルモ・サーキットで2日間のプライベートテストを実施。好天候恵まれ、今週末の準備を進めれば、3戦連続してトップ5入りした総合5位のフランセスコ・バグナイア、前戦でキャリア2勝目を挙げた総合8位のドミニケ・エガーター、キャリア2度目の表彰台を獲得した総合10位のハフィス・シャハリンらが上位進出を目指し、後半戦4戦連続して欠場していた総合15位のマンセル・シュロッターは、左手舟状骨骨折から復帰を予定。

前戦で転倒後にポイント圏内に進出した日本勢の中上貴晶と長島哲太は、次戦日本GPに向けて弾みとなる結果を目指す。