第15戦日本GP~Moto2™クラスプレビュー

オフィシャルテストを経て、3連戦の緒戦でタイトル争いの主役、昨年の勝者ルティがモルビデッリに挑戦。

第15戦日本GPは、ツインリンクもてぎで12日(金)に開幕、15日(日)に決勝レース(12時20分)が行われ、前戦アラゴンGPで今季8度目の優勝を挙げたポイントリーダーのフランコ・モルビデッリが、昨年3位表彰台を獲得した当地でポイントアドバンテージの拡大を目指す。

前戦の4位で9ポイント差から21位ポイント差に広がった総合2位のトーマス・ルティは、2014年と2016年に優勝を挙げたストップ・アンド・ゴーのトラックでポイントギャップを詰めに行く。

前戦で今季6度目の表彰台を獲得した総合3位のミゲール・オリベイラと2戦連続して負傷欠場した総合4位のアレックス・マルケスは、数字的にはタイトル獲得の可能性が残っているが、所属チームからの継続参戦が発表されていることから、来季を視野に入れながら、優勝、表彰台を狙いに行く。

前戦で2位を獲得した総合6位のマティア・パシーニをはじめ、前戦でタイトル獲得の可能性が消滅したが、来季の継続参戦が発表された総合5位のフランセスコ・バグナイア、総合8位のシモーネ・コルシ、総合9位のドミニケ・エガーター、総合10位のブラッド・ビンダー、総合12位のホルヘ・ナバーロ、総合12位のルカ・マリーニ、総合14位のチャビ・ビエルゲ、総合15位のファビオ・クアルタラロ、総合16位のマルセル・シュロッター、総合17位のロレンソォ・バルダッサーリらは、来季を視野に入れ、3連戦の緒戦に挑む。

タイトル争いに挑戦するルティと共に来季最高峰クラスへの昇格が発表された総合7位の中上貴晶と総合21位のチャビエル・シメオンは、残り4戦で結果を追求すれば、総合27位の長島哲太は、オフィシャルテストの成果を発揮して今季4度目のポイント圏内進出を目指し、ワイルドカードの水野涼と榎戸育寛は、存在感のある走りを見せたいところ。