テック3、フォルガーの不参加を発表

12月下旬からトレーニングを再開したが、身体面と精神面の準備が出来ていないことを理由に欠場を決断。

モンスター・ヤマハ・テック3は17日、今月28日から始まる今年最初のオフィシャルテストを前に、起用2年目を迎えるジョナス・フォルガーが、身体的に精神的にも完璧に準備が整っておらず、重圧があまりかからない下で完全復帰を目指すため、18年シーズンをスキップする困難な決断を下したことを発表した。

『ジルベール症候群』が原因で17年シーズンの終盤4戦を欠場した24歳のドイツ人ライダーは、「これを言うのは本当に悲しいことだけど、2018年は参戦しない。期待通りに回復できなかった。現状、僕は100%でMotoGPマシンを走らせる状態ではないと感じる。特にモンスター・ヤマハ・テック3、ヤマハ発動機、モンスターといったスポンサーや全関係者に感謝したい。いつか戻ってきたい。みんなの継続的な支援に感謝したい」と、欠場する理由を説明。

チームマネージャーのエルベ・ポンチャラルは、「昨夜(火曜)、ジョナス・フォルガーのパーソナルマネージャーから電話をもらい、彼が精神的に身体的にも100%回復できないと感じたことで、18年シーズンに参戦しないという決断を下したと説明を受けました。信じられませんでした。今年、我々と一緒に参戦しないということ、特に大きな信頼を寄せたライダーであり、トップレベルに到達できると確信がありましたので、まだ信じがたいことです。」

「彼の決断を尊重しますが、受け入れ難いです。代役のライダーを見つけましょう。これは非常に困難な任務ですが、レースのように積極的に対応する必要があり、誰かを大変幸せにすることができるかもしれません。状況の進展をみなさんに報告したいと思います」と、心境を明かし、代役を起用することを説明した。