時速355kmから時速90kmへの減速

最難関のブレーキングポイント、サンドナート(1コーナー)のブレーキ操作時間は5.6秒間、走行距離は288メートル。

第6戦イタリアGPの開催地、ムジェロ・サーキットこと、アウトードロモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェロは、18年シーズンで6番目に長い全長5245メートル。トスカーナの丘陵地に位置するため、アップダウンが特徴で、ホームストレートは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(1200メートル)に次ぐ、2番目の長さ(1141メートル)を誇る。

1ラップのブレーキ使用回数は10回。使用時間は28秒。レース全体の26%の占め、ヘレス・サーキットの33%、ブガッディ・サーキットの32%などと比較すれば、シーズンを通じて最も低い割合。

10か所のブレーキングポイントのうち、難易度が最高ランクのコーナーは、ダウンヒルセクションの最終部に位置する第1コーナー、通称サンドナート。時速355キロメートルから一気に時速90キロメールまで減速。

この減速に要するブレーキ操作は、5.6秒間。距離にして288メートル。ブレーキレバーの負荷は約5.4キログラム。カーボン製ブレーキディスクは約700度まで到達する。

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