テック3がシャリンとの契約を更新

最高峰クラス1年目に6戦を終えて新人勢の最高位に進出するマレーシア人が来季も継続参戦。

テック3は6日、今季起用する24歳のマレーシア人ライダー、ハフィス・シャリンとの間で、19年の参戦に関して合意したことを発表。既に中量級に参戦する23歳のポルトガル人ライダー、ミゲール・オリベイラの起用が発表されていたことから、19年のチーム体制が決定した。

6戦を終えて4戦でポイント圏内に進出したシャリンは、「信じられない。僕を信じてくれ、テック3というファミリーに残る機会を提供してくれ、同時にKTMのファミリーに加入する機会を提供してくれたエルベに感謝したい。僕のマネージャーとして最高峰クラスに進出する夢の実現に向けて支援してくれたラズラン・ラザリ(セパン・インターナショナル・サーキットの最高経営責任者)にも感謝したい。19年に向けて懸命に仕事をしないと。今年のような驚きとならないように最善の準備を整えよう」と、契約更新を喜んだ。

チームマネージャーのエルベ・ポンチャラルは、「今日は私とテック3のチーム全員にとって特別な日です。ハフィスが初めて我々のバイクに乗ったときは、まるで夢のようでした。毎日が夢のようです。誰もが考えていた以上に速く、我々はそのことを誇りに思います。マレーシア人として最高峰クラスに初めて進出したライダーであることは、素晴らしいヒットであり、デビュー戦でポイントを稼いだときから、安定して新人勢の最高位進出を闘っています。」

「彼は大変特別な性格の持ち主です。ナイスなヤングライダーであり、大変謙虚で教育的、働き者、学習意欲が高く、誰からも愛されます。我々のチームは、まるで家族。ガレージ内では家族のような雰囲気を作り出すように努めています。彼はその中に上手く溶け込みました。1年目は学習する上で大変重要であることから、直ぐに、2年目の契約を提供したかったです。彼にとって、2年目はさらに重要となるかもしれません。」

「我々はKTMと共に新たなプロジェクトを移行します。4台目のKTMが投入され、それはミゲール・オリベイラ、ヨハン・ザルコ、ポル・エスパルガロと同じマシンです。これはグレートなチャレンジです。ハフィスとの共に、このチャレンジに挑むことを誇りに思います。ベストライダーを起用すると考え、ニュータレントと野心的なライダーであるミゲールとハフィスはストロングなパッケージであることは間違いありません」と、シャリンの継続起用を歓迎した。