ラバット「アラゴンは無理だけど、タイに行きたい」

予想を超える速さで回復。負傷から6週間後の復帰に目指し、入院先の病院でリハビリを継続。

レアーレ・アビンティア・レーシングのティト・ラバットは13日、先月31日から入院しているバルセロナ市内の大学病院で、当サイトのインタビューに応え、第12戦イギリスGPで骨折した右脚の大腿骨、脛骨、腓骨の回復具合を説明。チャンピオンシップ初開催となる第15戦タイGPでの復帰に向けて、リハビリを進めることを説明した。

回復具合
「とても良くなった。今は良く眠れる。右膝は100%近くまで曲げれるようになったし、脚に負荷をかけられるようになった。今は体重の約30%を耐えられるまで回復した。最も困難な時期を乗り越えたことで、これからリハビリを加速させる。早くバイクに乗りたい。」

アクシデント
「よく憶えている。ストレートを6速全開で走っていたら、アクアプレーニングが始まってしまい、バイクから飛び降りた。何度も横転して、グラベル上で止まって倒れていた。あれは悪い判断だった。あそこに居残ってはいけなかった。リンスが僕に警告してくれ、振り向いたら、モルビデッリのバイクが突っ込んで来ているのが見えた。慌てて立ち上がったけど、身体ではなく、脚に激突した。右脚はまるで蛇のように曲がっていた。アンヘル・チャルテル医師やメディカルチームが直ぐに駆けつけて来てくれ、激痛を和らげてくれた。」

復帰時期
「アラゴンに行かないのは確実だけど、タイには行きたい。行けると思うけど、僕の脚を治療してくれる医師たちが最後の判断を下す。僕はそれに従う。」

18年シーズン
「僕たちに相応しい順位ではないけど、最高峰クラスでのベストシーズンとなっていた。バルセロナとブルノでは良い走りをしていたけど、フィニッシュすることができなかった。シーズンを通じて、プラクティスと予選で上位に接近していた。何度もトップ10以内に進出したけど、何度も上手くまとめることができなかった。」

19年シーズン
「来季は飛躍のシーズンにしなければいけない。全ての関係者と話し合い、まだ契約更新のサインを交わしていないけど、チームと僕は継続する意思がある。」

カレル・アブラハム
「中量級で優勝を挙げたことがある経験豊富なライダー。毎年成長し、昨年は良い走りを見せていた。今年は苦戦しているようだけど、グッドなチームメイトになるだろう。」

チャビエル・シメオン
「ミサノで16年型から僕の17年型に乗り換えて、パフォーマンスが良くなったけど、最高峰クラスではバイクを機能させることが重要。まだ1年目だから苦戦している。それに、バイクの戦闘力が大きく影響しているようだ。」

Tito Rabat, Reale Avintia Racing
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