新参者4人の最高峰クラス挑戦

バグナイア、オリベイラ、ミル、クアルタラロのヤングライダーたちがテスト開始。

最高峰クラスは20日から2日間、最終戦バレンシアGPの開催地、サーキット・リカルド・トルモで19年シーズンのオフィシャルテストを実施。中量級から4人のヤングライダーたちはルーキーシーズンに向けて準備を開始する。

先陣を切って最高峰クラスへの昇格が決定したのは21歳のイタリア人ライダー、フランセスコ・バグナイア。2月18日にドゥカティ・コルセとの間で契約を締結し、19年と20年にサテライトチームのアルマ・プラマク・レーシングからの参戦が決定すると、中量級2年目の開幕戦カタールGPで初優勝を挙げると8勝を含む12度の表彰台を獲得して、第18戦マレーシアGPでチャンピンに輝いた。16年11月のオフィシャルテストで既にドゥカティ車を試乗する機会を得ていた。

総合2位を獲得した23歳のポルトガル人ライダー、ミゲール・オリベイラは、5月5日にKTMと契約を結び、サテライトチームのテック3から参戦することが決定。中量級3年目の18年は、2年連続の3勝を含む12度の表彰台を獲得。17年7月には、モーターランド・アラゴンで実施されたプライベートテストに招待され、RC16を初テストしていた

総合6位に進出して新人王を獲得した21歳のスペイン人ライダー、ジョアン・ミルは、6月11日にスズキとの間で2年契約を締結。軽量級王者として挑戦した参戦1年目に2度の2位と2度の3位を獲得すると、第18戦マレーシアGP後にはツインリンクもてぎを訪れ、テストチームに合流。GSX‐RRを初乗りした。

最後に最高峰クラス昇格が決定したのは、19歳のフランス人ライダー、ファビオ・クアルタラロ。第7戦カタルーニャGPで初のポールポジションから初優勝を挙げた後、8月24日にヤマハのサテライトチームとして、セパン・インターナショナル・サーキットが運営するチームからの参戦が発表された。

ビデオパスでは、4人の新人たちがテストを開始するオフィシャルテストの模様を、日本時間の17時50分から連日生中継で配信。