プレスカンファレンス

シーズンの開幕を前日に控えた中、マルケス、ドビツィオーソ、ロッシ、ビニャーレス、リンス、ロレンソ、クアルタラロが共同会見に出席。

19年シーズンの開幕戦カタールGPのプレスカンファレンスは7日、ロサイル・インターナショナル・サーキットのプレスカンファレンスルームで行われ、18年王者マルク・マルケスを筆頭に総合2位アンドレア・ドビツィオーソ、総合3位バレンティーノ・ロッシ、総合4位マーベリック・ビニャーレス、総合5位アレックス・リンス、総合9位ホルヘ・ロレンソ、中量級から昇格してきた新人ファビオ・クアルタラロが出席。プレシーズンのオフィシャルテストを総括し、緒戦とシーズンの抱負と期待を語った。

マルク・マルケス
「17年から全ての対戦相手を同じように見るように心掛けている。例えば17年。多くの人たちは、ここカタールでドビツィオーソのことを話題にしなかったけど、彼が倒すべきライダーだった。このプレシーズンはヤマハ、ドゥカティ、スズキ&リンスの改良が興味深かった。僕たちの始まり方を見てみたい。ここでテストを実施して、僕たちも速いけど、シーズンは全19戦だから、自分たちの仕事に集中しなければいけない。仕事に焦点を当て、できることにトライしよう。シーズン末が楽しみだ。」

「チームと僕にとって、ストレンジなプレシーズンとなってしまったけど、ベースが嬉しい。最も重要なのはフィジカルコンディション。準備が出来ている。まだバイクを改善する余地がある。当然、転倒数を減らしたいけど、昨年にように23回も転んでしまったけど、それでチャンピオンになれるなら問題なし。これが進む道だ。」

アンドレア・ドビツィオーソ
「MotoGP™ではパッションがカギの1つ。このレベルに到達するには情熱が必要。毎年限界を引き上げることにトライする。MotoGP™はナイスなショー。年々ファンが増加している。本当にナイスなことだ。」

バレンティーノ・ロッシ
「ここ数年、僕はカタールでグッドなリザルトを獲得した。優勝を含め沢山の表彰台を獲得することができたから、トライしなければいけないけど、もしかしたら、7、8人が表彰台争いの準備ができているかもしれない。風やグリップなどコンディションを理解しよう。」

「クアルタラロは、年齢的に僕の息子と同じ年齢かもしれない(笑)。若い。とても若い。ルカよりも2歳若いけど、最高峰クラスに昇格してきた。ストレンジなキャリアだった。天才と称賛されて参戦を始めたけど、何らかの理由で少し見失った。今年はスピードを証明する非常に重要な機会がある。興味深い。」

マーベリック・ビニャーレス
「僕たちは(昨年の弱点だったスタートに関して)プレシーズン中に沢山の仕事に取り組んだ。セットアップを大きく変更したことが役立ったようだ。正直、もしかしたら、レース序盤、特にプッシュして、オーバーテイクにトライするためにハードブレーキングをしなければいけないのに、セットアップがソフト過ぎたかもしれない。問題を解決したけど、いつものように、一つの分野が改善されると、他の分野を失ってしまうから、妥協点を見つけなければいけない。」

アレックス・リンス
「プレシーズンではストロングになれるようにトライした。昨年のセットアップはすごく良かったから、スズキ車をもう少しだけ改善しようとトライして、ブレーキングとトップスピードが少し向上した。これはスズキが冬の間に懸命に働いたことを意味する。」

ホルヘ・ロレンソ
「怪我でセパンのテストを失ってしまい、カタールのテストも万全ではなかったことは残念だけど、だいぶ良くなっている。テストでは連続10ラップを計画してしたけど、気温が低下してしまい、湿度が上昇してしまったのは不運だった。落ち着いて走っていたけど、転倒してしまったから、スタート時間を前倒して欲しい。明日のセーフティ委員会で提案してみよう。」

オフィシャルウェブサイトの『ビデオパス』では、開幕戦カタールGPから最終戦バレンシアGPまで、全セッション&全決勝レースを完全生中継配信。オフィシャルアプリを利用すれば、いつでも、どこでも、観たいときに『ビデオパス』の視聴が可能。