中量級と軽量級は１２日、第１１戦オーストリアＧＰの開催地、レッドブルリンクに延滞して、シーズン中３度目、最後となるオフィシャルテストを実施した。
中量級は、カレックスが来季に向けて開発中の改良型シャーシを準備。総合１位アレックス・マルケス、総合２位トーマス・ルティ、総合６位マルセル・シュロッターらが試せば、スピードアップは、新型エグゾーストと新型フェアリングを投入。総合３位ホルヘ・ナバーロと総合１０位ファビオ・ディ・ジャンアントニオがテストした。
来季中量級から撤退することが発表されたＫＴＭは、総合１９位ホルヘ・マルティンと総合２４位マルコ・ベツェッキが３Dプリンターで製作されたエアインテークをテスト。マルティンは総合７位ブラッド・ビンダーが使用するフェアリングを試せば、ベツェッキは第１０戦チェコＧＰで投入された新車で走り込み。
ＮＴＳは、前半戦終了後に解雇されたシモーネ・コルシを招集。スティーブン・オーデンダルのバイクを試乗すれば、南アフリカ人ライダーは、総合２５位ボ・ベンスナイダーのバイクに乗り込んでセットアップを比較。
オフィシャルタイヤサプライヤーのダンロップは、２０年に向けて開発する新しいフロントタイヤを供給した。
軽量級では、総合７位チェレスティーノ・ヴィエッティが２０年型のＫＴＭを初試乗。Moto3™ジュニア世界選手権に参戦する１７歳のスイス人ライダー、ジェイソン・デュパスキェが来季の参戦を視野にテストに合流した。
決勝レースで転倒したエネア・バスティアニーニは、大事を取ってテストを欠場。ニコロ・ブレガとデニス・フォッジアは、所属先のスカイ・レーシング・チーム・ＶＲ４６から今季末に退団することが決まっていることから、テストに参加しなかった。
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