決勝レース:リンスがマルケスに逆転V

ヤマハ勢のビニャーレス、ロッシ、モルビデッリがトップ5入り。中上は転倒後に17位。

第12戦イギリスGP決勝レースは25日、シルバーストンで行われ、5番グリッドからスタートした総合4位のアレックス・リンスがゴールラインの手前で逆転。第3戦アメリカズGP以来9戦ぶりに優勝を挙げ、総合3位に再浮上した。

気温31度、路面温度44度のドライコンディションの中、ポールポジションのマルク・マルケスは、ホールショットを決めた後、レースをリードしたが、最後に逆転を許して0.013秒差の2位。9戦連続11度目のトップ2入りを果たせば、6番グリッドのマーベック・ビニャーレスは、0.620秒差の3位に入り、3戦ぶり4度目の表彰台を獲得。

2番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、11.439秒差の4位。8番グリッドのフランコ・モルビデッリは、自己最高位タイの5位。

ホームレースでキャリア通算150戦目を迎えた9番グリッドのカル・クラッチローは6位。11番グリッドのダニロ・ペトルッチ、3番グリッドのジャック・ミラーが続き、13番グリッドのポル・エスパルガロは、今季5度目の1桁台となる9位。17番グリッドのアンドレア・イアンノーネは、今季2度目の10位。21番グリッドのホルヘ・ロレンソは、復帰戦を14位でフィニッシュ。

22名中20名がリアにハードタイヤを装着した中、ミディアムタイヤを選択した10番グリッドの中上貴晶は、8番手走行中の7ラップ目16コーナーで今季6度目の転倒を喫した後、レースに復帰して17位完走。

ウォームアップ走行で週末4度目の1番手に進出した4番グリッドのファビオ・クアルタラロは、スタート直後の1コーナーで今季3度目の転倒。後ろを走っていた7番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソは、クアルタラロのヤマハ車に激突して今季4度目の転倒。第7戦カタルーニャGPに続く今季2度目の転倒リタイアを喫した。

14番グリッドのヨハン・ザルコと15番グリッドのミゲール・オリベイラは、9ラップ目に接触転倒リタイア。

チャンピオンシップは、総合1位マルケスと総合2位ドビツィオーソのギャップが58ポイント差から78ポイント差に拡大した。

最高峰クラスの11チームは、次戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの開催地、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリに移動。今月29日から2日間のオフィシャルテストを実施する。

RESULTS

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