プレスカンファレンス~ロレンソは最も偉大なライバルの1人

シーズン19戦目の開幕を前日に控えた中、マルケス、ドビツィオーソ、ビニャーレス、リンス、ロッシ、モルビデッリが共同会見に出席。

最終戦バレンシアGPプレスカンファレンスは14日、サーキット・リカルド・トルモのプレスカンファレンスルームで行われ、19年チャンピオンのマルク・マルケス、総合2位のアンドレア・ドビツィオーソ、総合3位のマーベリック・ビニャーレス、総合4位のアレックス・リンス、総合7位のバレンティーノ・ロッシ、総合10位のフランコ・モルビデッリが出席。現役からの引退を発表したホルヘ・ロレンソの思い出を語った。

マルク・マルケス
「彼のチームメイトだけど、もちろん驚きだった。チームも知らず、驚いていた。結果は良くも悪くもなるけど、ボックス内での仕事の手段は、加入1日目から全く同じだった。1時間前に彼のトラックを訪れ、彼のキャリア、特に決断を下した仕方を祝った。彼は正真正銘のチャンピオンだから、これには大きな意味がある。トップに進出できないと感じたときに決断を下した。トラック内外でストロングな性格の持ち主で、正真正銘のチャンピオンだ。彼を祝福したい。将来のベストを願う。」

アンドレア・ドビツィオーソ
「ホルヘは僕のライバルだった。初めて彼に会ったのは、2001年の欧州選手権。そこから同じ時期にクラスを変更して、常にライバルだった。多くのレース、そしてチャンピオンシップに勝った。キャリアに幸せを感じていると思う。不運にも、これはスポーツ。時々、レベルを維持することが難しくなる場合があり、この2年間で複数の転倒を喫したことで精神的に影響があったと思うけど、チャンピオンシップでやったことは、とても偉大だと思う。」

マーベリック・ビニャーレス
「驚きだった。5度もタイトルを獲得することは、決して容易なことではないと言いたい。彼はグレートなライダー、偉大な才能の持ち主。全てのレースで、各カテゴリーで常にトップに進出していた。これは非常に重要なことだ。彼がその瞬間だと感じたら、その瞬間なんだろう。今後の人生において幸運を願う。」

アレックス・リンス
「テレビでレースを観るようになったとき、僕は彼を参考にして応援していた。沢山のレースに勝利を挙げた僕のアイドル。素晴らしい才能の持ち主で、彼とのファイトは最高だった。あまり多くのレースでファイトができなかったけど、トラックを共有したことはナイスだった。」

バレンティーノ・ロッシ
「現代において、最も重要なライダーの1人であることは確かだ。僕たちのスポーツにおいて、非常に重要な存在を失うと思う。グレートなチャンピオンであり、彼のスピードと集中力には何度も感銘を受けた。」

「最高峰クラスに昇格したときは、最初からストロングだった。あれは2008年からだから、10年以上だ。僕たちは長い間チームメイトでボックスを共有した。僕のキャリアにおいて、個人的に彼は最大のライバルの1人だった。何度か最高のレースを一緒にやった。キャリアを終わらせることは、とても残念なことだけど、将来の幸運を祈る。」

フランコ・モルビデッリ
「最初に憶えていることは、彼がホルヘ・ロレンソだと初めて気づいたとき。優勝したリオのレースだった。アメージングなキャリアだ。本当に特殊なライディングスタイルで素晴らしい結果を獲得した。決定的に歴史上で最も偉大なライダーの1人だ。彼が止めてしまうのは悲しいけど、決断に満足しているなら、誰もがハッピーでなければいけない。」

24.99ユーロで提供中の『ビデオパス』では、最終戦バレンシアGPのフリー走行1から決勝レースまで全クラスの全セッションを完全生中継で配信。