『FIM CEV REPSOL』の出身者は8割の67名

前身のスペイン選手権と合わせて、レギュラー参戦経験者は最高峰クラス15名、中量級23名、軽量級29名。

欧州の主要国だけでなく、世界各国のヤングライダーたちが次々に参戦するようになり、国際化が進んだスペイン連盟主催の『スペイン選手権』は、14年に国際モーターサイクリズム連盟主催の大会として『FIM CEV REPSOL』に移行。

Moto3™ジュニア世界選手権』、『Moto2™欧州選手権』、『ヨーロピアン・タレント・カップ』の3クラスは、世界舞台の登竜門としての位置付けがより一層強まり、来季20年の暫定エントリーリストには、参戦予定の3クラス合計83名中、『FIM CEV REPSOL』出身は、史上最多となる67名(80.7%)を記録した。

MotoGP™クラス(22名中15名)
最高峰クラスは、エントリー22名中14名が『スペイン選手権125ccクラス』、または12年から始まった『Moto3™ジュニア世界選手権』にレギュラー参戦を経験。

アンドレア・ドビツィオーソは02年最終戦バレンシア大会(2位)、ブラッド・ビンダーは12年最終戦バレンシア大会(優勝)にテストを兼ねてスポット参戦。新人のイケル・レクオナは、『Moto2™欧州選手権』に2年間参戦していた。

125ccクラス&Moto3™ジュニア世界選手権出身者(14名)
アレイシ・エスパルガロ: 03年総合11位/04年総合1位
アンドレア・イアンノーネ: 04年総合9位
ポル・エスパルガロ: 05年総合5位/06年総合1位
ティト・ラバット: 05年総合11位/06年総合2位
マルク・マルケス: 06年総合8位/07年総合9位
中上貴晶: 06年総合12位/07年総合6位
マーベリック・ビニャーレス: 09年総合2位/10年総合1位
ミゲール・オリベイラ: 09年総合3位/10年総合2位
アレックス・リンス: 10年総合3位/11年総合1位
アレックス・マルケス: 10年総合11位/11年総合2位/12年総合1位
フランセスコ・バグナイア: 11年総合3位/12年総合3位
ジャック・ミラー: 11年総合11位
ファビオ・クアルタラロ: 13年総合1位/14年総合1位
ジョアン・ミル: 15年総合4位
Moto2™欧州選手権出身者(1名)
イケル・レクオナ: 15年総合18位/16年総合6位

Moto2™クラス(30名中23名)
中量級は、30名中16名が『スペイン選手権125ccクラス』、または『Moto3™ジュニア世界選手権』にレギュラー参戦。2名の新人、アンディ・ファリド・イズディハールとカスマ・ダニエル・ビン・カスマユディン、そしてチャビ・ビエルゲ、ルカ・マリーニ、レミー・ガードナーの計5名は、『Moto3™ジュニア世界選手権』から『Moto2™欧州選手権』を経由して、『Moto2™クラス』に昇格すれば、新人のマルコス・ラミレスは1年間だけ『Moto2™欧州選手権』に参戦した経験がある。

エドガル・ポンス、イェスコ・ラフィン、長島哲太の3名は、『Moto2™クラス』に参戦した後、『Moto2™欧州選手権』で経験と実績を積んで『Moto2™クラス』に復帰。

2人のベテラン、トーマス・ルティとシモーネ・コルシはスポット参戦を経験。ルティは03年開幕戦カタルーニャ大会、コルシは04年最終戦ヘレス大会でそれぞれ優勝を挙げていた。

125ccクラス&Moto3™ジュニア世界選手権出身者(16名)
マルセル・シュロッター: 07年総合20位/08年総合11位
ホルヘ・ナバーロ: 10年総合9位/11年総合6位/12年総合12位/13年総合6位/14年総合2位
マルコス・ラミレス: 12年総合5位/13年総合2位/14年総合5位/16年総合2位
ロレンソォ・バルダサーリ: 12年総合8位
チャビ・ビエルゲ: 12年総合15位/13年総合26位
レミー・ガードナー: 12年総合26位/13年総合16位/14年総合9位
ルカ・マリーニ: 13年総合25位/14年総合16位
ニコロ・ブレガ: 14年総合6位/15年総合1位
ステファノ・マンツィ: 14年総合12位/16年総合12位
ボ・ベンスナイダー: 14年総合15位/15年総合7位
アロン・カネト: 15年総合3位
ロレンソォ・ダッラ・ポルタ: 15年総合9位/16年総合1位
マルコ・ベツェッキ: 15年総合16位/16年総合18位
アンディ・ファリド・イズディハール: 16年総合32位/17年総合17位
ソムキアット・チャントラ: 17年総合20位/18年総合9位
カスマ・ダニエル・ビン・カスマユディン: 17年総合31位
Moto2™欧州選手権出身者(13名)
ハフィス・シャーリン: 12年総合6位/13年総合3位
イェスコ・ラフィン: 13年総合4位/14年総合1位/18年総合1位
エドガル・ポンス: 14年総合3位/15年総合1位/18年総合2位/19年総合1位
チャビ・ビエルゲ: 14年総合4位/15年総合2位
ルカ・マリーニ: 15年総合5位
長島哲太: 15年総合7位/16年総合2位
マルコス・ラミレス: 15年総合15位
アウグスト・フェルナンデェス: 16年総合5位/17年総合20位/18年総合4位
レミー・ガードナー: 16年総合16位
エクトル・ガルソ: 17年総合4位/18年総合3位/19年総合2位
ジョー・ロバーツ: 17年総合5位
カスマ・ダニエル・ビン・カスマユディン: 19年総合10位
アンディ・ファリド・イズディハール: 19年総合14位

Moto3™クラス(31名中29名)
軽量級は、ヤコブ・コーンフィールとダーリン・ビンダーを除く、29名が『スペイン選手権125ccクラス』と『Moto3™ジュニア世界選手権』にレギュラー参戦。来季は8名が昇格する。

来季デビューするカルロス・タタイとバリー・バルトゥスは、18年シーズンに『ヨーロピアン・タレント・カップ』への参戦を開始したが、シーズン途中に『Moto3™ジュニア世界選手権』に変更していた。

125ccクラス&Moto3™ジュニア世界選手権出身者(29名)
ニッコロ・アントネッリ: 11年総合4位
ロマーノ・フェナティ: 11年総合7位
ジョン・マックフィー: 11年総合10位/12年総合7位
アンドレア・ミニョ: 11年総合14位/12年総合22位/13年総合8位/14年総合7位
アルベルト・アレナス: 11年総合16位/12年総合16位/13年総合10位/14年総合10位/15年総合2位/16年総合8位
ガブリエル・ロドリゴ: 14年総合4位
鈴木竜生: 14年総合31位
ジャウメ・マシア: 15年総合5位/16年総合15位/17年総合2位
カイルール・イダム・パウィ: 15年総合6位
トニー・アルボリーノ: 15年総合12位/16年総合9位
ラウール・フェルナンデェス: 15年総合14位/16年総合3位/17年総合28位/18年総合1位
鳥羽海渡: 15年総合20位/16年総合4位
マキシミリアン・コーフラ: 15年総合24位/16年総合33位/18年総合25位/19年総合17位
アロンソ・ロペス: 16年総合5位/総合3位
佐々木歩夢: 16年総合6位
デニス・フォッジア: 16年総合7位/17年総合1位
ジェリミー・アルコバ: 16年総合11位/17年総合5位/18年総合4位/19年総合1位
マーカル・ユルチェンコ: 16年総合14位/17年総合10位
フィリップ・サラッチ: 16年総合37位/17年総合27位/18年総合11位
セルジオ・ガルシア: 17年総合7位/18年総合2位
小椋藍: 17年総合8位/18年総合5位
國井勇輝: 17年総合11位/18年総合6位/19年総合7位
ステファノ・ネパ: 17年総合21位/18年総合21位/19年総合19位
チェレスティーノ・ヴィエッティ: 17年総合25位/18年総合10位
ジェイソン・デュパスキエ: 17年総合30位/18年総合29位/19年総合21位
デニス・オンジュ: 18年総合14位/19年総合12位
山中琉聖: 18年総合18位/19年総合5位
カルロス・タタイ: 19年総合2位
バリー・バルトゥス: 19年総合4位

Moto3 junior FIM CEV
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