
国際モーターサイクリズム連盟(FIM)は、第18戦マレーシアGP期間中に実施したドーピング検査で、アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニに所属するアンドレア・イアンノーネの尿サンプルから禁止リストに掲載される禁止薬物(アナボリックステロイド/筋肉増強剤)が検出されたことから、FIMアンチドーピング規程の第7.9.1項に基づき、12月17日、暫定的に資格停止の処分を課すことを発表。
イアンノーネは、当グランプリで採取した別のサンプル、Bサンプルの分析を要請。Aサンプルと同じ結果が確認された。
国際規律法廷(CDI)は4日、国際モーターサイクリズム連盟の本部でイアンノーネ本人が3人の裁判官の前で今回の件に関して説明する公聴会が開催された。
国際規律法廷の決定が下されるまで、暫定的な資格停止処分は継続され、イアンノーネは、新たな通知があるまで、モーターサイクル競技や活動の参加が禁じられる。
世界アンチドーピング規程及びFIMアンチドーピング規程の下、国際モーターサイクリズム連盟は、現時点で追加情報を提供することはできない。
※ 通常のドーピング検査では、検体(この場合は尿)をAとBのボルトに採取。1つのボトル(A検体)から禁止薬物が検出されたとき、もう1つのボトル(B検体)の確認検査を要求することができる。B検体の検査結果も検体と同じ所見であれば、ドーピング検査陽性となり、制裁が課せられるが、制裁を決定する前に本人が弁明する機会が与えられる。
※ 国際規律法廷とは、レースディレクション及びスチュワードの裁定に対する控訴を受け審判を行う国際モーターサイクリズム連盟の組織。
#RideTrue #FIMfamily Update on Andrea Iannone provisional suspension: https://t.co/Jv4TJNy3xy pic.twitter.com/Q334eIFPHY
— FIM (@FIM_live) February 4, 2020
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