最高峰クラスのオフィシャルテスト3日目、最終日は9日、マレーシアGPの開催地、セパン・インターナショナル・サーキットで行われ、レギュラーライダー21人中9人が3週間後の開幕戦カタールGPを視野に入れ、ロングラン、レースシミュレーションを実行した。
センセーショナルなパフォーマンスを見せたのはアレイス・エスパルガロ。シェイクダウンテストの最終日からアプリリアが開発した20年型のプロトタイプマシン、RS‐GPに乗り込んで、短い周回数を繰り返してきたが、12時50分からレースシミュレーションを敢行すると、14ラップ目にテクニカルトラブルが発生したことから、走行中断を強いられたが、1分59秒台を11回、2分00秒台を2回記録。
ヤマハ勢では、総合1番手に進出したファビオ・クアルタラロが13時09分から連続12ラップを実行。1分59秒台を6回、2分00秒台を6回記録すれば、総合16番手だったマーベリック・ビニャーレスは、15時49分から連続19ラップのレースシミュレーションに挑み、1分59秒台を13回、2分00秒台を4回記録。
11月のオフィシャルテストから戦闘力の高さを見せるスズキは、総合3番手に進出したアレックス・リンスが12時13分から連続7ラップを2回実施すると、1分59秒台を14回記録。チームメイトのジョアン・ミルは、11時48分から連続9ラップに挑戦すると、1分59秒台を4回、2分00秒台を4回記録。
ドゥカティ・チームの両雄、アンドレア・ドビツィオーソとダニロ・ペトルッチは、13時12分から連続10ラップのロングランを計画通りに遂行。ドビツィオーソは1分59秒台を5回、2分00秒台を5回記録すれば、ペトルッチは1分59秒台を7回、2分00秒台を3回記録。
18年型から20年型のデスモセディチGP20に乗り換えたフランチェスコ・バグナイアは、14時35分から連続18ラップのレースシミュレーションに臨み、2分00秒台を3回、2分01秒台を13回記録。
KTM勢でロングランを唯一実行したのは、シェイクダウンテスト初日から参加した新人のブラッド・ビンダー。13時29分から連続10ラップに挑み、1分59秒1回、2分00秒7回、2分01秒2回記録。
先陣を喫してロングランを実行したのは、アレックス・マルケス。2日目の13時14分から連続18ラップのレースシミュレーションを行い、2分00秒台を13回、2分01秒台を5回記録した。