スズキがミルとの契約更新を発表

19年から起用する22歳のスペイン人ライダーを22年シーズン末まで継続起用。スズキの21年&22年チーム体制が決定。

チーム・スズキ・エクスターは2日、ジョアン・ミルとの間で、21年と22年シーズンの参戦に関して合意し、契約を更新したことを発表。先月4月19日にアレックス・リンスとの契約更新を発表したことから、21年及び22年のチーム体制が決定した。

活動の拠点アンドラで、シーズンのスタートに向けてトレーニングを継続する22歳のスペイン人ライダーは、18年6月11日にスズキとの契約を締結し、1年間の中量級参戦を経て、19年シーズンから最高峰クラスへの参戦を開始。後半戦開始早々のオフィシャルテストで転倒したことから2戦の欠場を強いられたが、第17戦オーストラリアGPで自己最高位の5位をはじめ、10度のトップ10進出を果たし総合12位に進出していた。

ジョアン・ミル
「スズキと契約を結び、さらに2年間一緒に参戦できることがとても嬉しい。契約更新は起こり得ることの中で最高なこと。夢の再現だ!」

「この契約更新により、学習時間とポテンシャルを証明する時間を持てることから、僕にとって、スズキから継続参戦することが本当に重要なんだ。2年はあっという間に過ぎてしまうかもしれないけど、高いレベルに引き上げ準備ができているし、そのために毎日仕事に取り組んでいる。」

「僕の周りにいるクルーとチームは本当に良いから、個人的なレベルが嬉しい。僕を信頼してくれるスズキの全ての関係者に感謝したい。僕たちが獲得できる結果が楽しみ。」

佐原伸一(プロジェクトリーダー)
「我々はリンスと共にミルとも合意に達し、現在のラインアップを維持できることを誇りに思います。これにより、技術的な観点から開発において非常に役立つ継続性が得られます。同じライダーを維持することの一貫性は、非常に重要であり、現状の進歩を追跡することに役立ち、正しい方向を維持することを意味します。その上、ジョアンは才能あるライダーであり、昨年ストロングなスキルを証明しました。経験を積むことで早い時期に我々のチームと共に重要な成功を収めることができると信じています。」

ダビデ・ブリビオ(チームマネージャー)
「我々はジョアン・ミルとの間で合意に至ったことが大変嬉しいです。今回の契約更新により、来年から2年間のラインアップが完成しました。ジョアンは非常に才能のあるライダーだと考え、ここまで築き上げた経験を最大限に活かし、さらに進歩させるために、一緒に参戦を継続することが重要です。」

「アレックスとジョアンのように2人の非常に強いライダーと共に、ヤングチームを結成できることも嬉しいです。これが常に我々の真の目標でした。これで自信を持って将来を考えることが許されます。将来を信じてくれたジョアンと我々は支援してくれるスズキに感謝します。」

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