ペトルッチ「昨年は前半戦と後半戦の違いが大きすぎた」

シーズン折返しの総合3位から最終的に6位まで後退した19年シーズンを自己分析。

オフィシャルポドキャストの『LAST ON THE BRAKES(ラスト・オン・ザ・ブレイクス)』は、ドゥカティ・チームから2年目を迎えるダニロ・ペトルッチを招待。ファクトリーチーム1年目に自己最高位となる総合6位を獲得した19年シーズンを振り返り、後半戦の失速を反省した。

「確かに昨年は前半戦と後半戦の違いが大きすぎたから満足できない。前半戦はトップ3を争ったけど、後半戦はトップ10入りを争うことになってしまい、本当に戦闘力がなかった。自分自身に説明を追求したけど、特別に重大なことは何一つ見つからなかった。これは戦闘力がなかった原因や解決策がなかったことを意味する。」

「もしかしたら、この3年間は常に1年契約を結んで、ドゥカティ、プラマック、そして、自分自身に対して、ファクトリーチームに所属できる能力があることを証明する必要があったかもしれない。」

「最初の7か月間は上々の出来だった。ドビに競り勝ったザクセンリンクのレース翌日、月曜の朝に目が覚めたら、僕は総合3位。彼から僅か数ポイント差だったから、マルクと闘えるライダーになるかもしれないと考えてしまった。」

「もしかしたら、後半戦に大きなプレッシャーに襲われ、『あまり考えないようにしよう』と意識するようになり始めると、力みすぎ、本能のままに走りすぎてしまったかもしれない。常に101%を尽くすけど、馬鹿げたミスや転倒を繰り返してしまった。」

「このカテゴリーでトップ3に進出するには、97%や98%ではなく、常に100%を発揮しなければいけない。トップ3を目指して闘う場合、一瞬にして8位、9位、10位に後退してしまう。もしかしたら、過去に一度も位置したことがなかった自分の順位を見て、自分自身に大きなプレッシャーをかけてしまったかもしれない」と、自己分析。

契約更新を目指す29歳のイタリア人ライダーは、予定されている7月中旬からのシーズンに向けて、モトクロスを使用したトレーニングを開始した。

有料動画サービス『VIDEOPASS(ビデオパス)』では、最高峰クラスのシーズン緒戦まで、ユーザー登録者に対して無料お試しのフリートライアルを提供中。