ツインリンクもてぎで予定されていた日本GPがキャンセル

ドイツ、アッセン、フィンランド、イギリス、オーストラリアに続き、日本も開催中止。

国際モーターサイクリズム連盟(FIM)は1日、国際ロードレーシングチーム連盟(IRTA)、ドルナスポーツと共に新型コロナウイルスの蔓延により、10月16日から18日にツインリンクもてぎで開催を予定する『Motul Grand Prix of Japan(日本GP)』のキャンセルを発表した。

田中薫(株式会社モビリティランド代表取締役社長)
「モビリティランドは今年の日本GPに向けて準備を進めてきましたが、国内外における新型コロナウイルスの感染拡大や各地域での状況は予想不可能であり、国際的な旅行の禁止が延長されると思われ、チャンピオンシップを統括するドルナスポーツとの慎重に検討を重ねた結果、チャンピオンシップ関係者の移動を伴う遠征開催を避け、欧州での開催を優先し、シーズンを成立に向けた再構築の要請を受け、日本GPの開催中止を判断しました。」

「これはファンと全ての関係者にとって大きな失望だと理解します。ご理解のほど、よろしくお願いします。」

カルメロ・エスペレータ(ドルナスポーツ最高経営責任者)
「大変ユニークなツインリンクもてぎでの日本GPのキャンセルを発表することは大変悲しいことです。これは1986年以来、初めて日本GPが開催日程から消えてしまうという意味です。」

「MotoGP™ファミリーには、シーズンの再開、そして可能な限り多く、安全なイベントの開催に向けて懸命に作業を進めています。この理由により、国際モーターサイクリズム連盟とドルナは、国際ロードレーシングチーム連盟、モーターサイクルスポーツ製造者協会(MSMA)と協議を重ね、できる限り多くのイベントを欧州で開催するために、11月中旬まで欧州に滞在することを決定しました。従って、オーバーシーのイベントに関しては、開催が可能の場合、11月中旬以降のスケジュールにする必要があり、日本GPを開催するには、あまりにも時期が遅すぎます。」

「このような理由により、モビリティランドとの協議の末、2020年に日本GPを開催することができないと判断しました。『MotoGP™』を支援するモビリティランドに感謝します。」

「ドルナを代表して、状況の改善を待つ間、ファンの理解と忍耐に改めて感謝し、来年、もてぎに戻って来ることを楽しみにしています。」

有料動画サービス『VIDEOPASS(ビデオパス)』では、最高峰クラスのシーズン緒戦まで、ユーザー登録者に対して無料お試しのフリートライアルを提供中。