KTM、他の選択肢があるエスパルガロ弟の決断待ち

並行して複数のシナリオを実行。必ずしもベテランの起用に固執しない意向を説明。

KTMのレースマネージャー、マイク・レイトナーは15日、オフィシャルウェブのインタビューに応え、注目される2021年のチーム体制に関して状況を説明。2017年から起用するポル・エスパルガロを含め、複数の交渉が継続中であることを認めた。

ポル・エスパルガロとの交渉
「交渉は継続中であると言うことだけ確認できます。当然、我々はポルを継続起用に向けて努めていますが、彼には他の選択肢があります。現時点で情報の更新はありませんが、全てが決まり次第、コメントします。それは数週間後となると思われ、将来を計画するには、ある程度の時間が必要であることから、迅速な決断が必要です。」

「現時点で、我々はポルの最終的な決断を待ち、確認する必要がありますが、当然平行して、将来に関して検討しなければいけません。従って、複数のシナリオがあり、それを段階ごとに進むことができ、最終的には(エスパルガロ弟の)決断が下されたときに、我々は決断を始めます。」

エスパルガロ弟が移籍を決断した場合、後任の選考基準
「我々が初めて参戦を開始した2017年は、最高蜂クラス参戦の経験があるライダーが必要でした。現状、バイクは既にある程度のレベルに到達しています。例えば、カタールのテストではブラッド・ビンダーがトップ10、セパンでは3人がトップ10に進出しました。経験豊富なライダーを起用することは非常に重要ですが、戦闘的なバイクを投入できる場合には、経験豊富なライダーはそれほど重要ではありませんが、彼らの存在は常に役に立ちます。」

アンドレア・ドビツィオーソ、またはダニロ・ペトルッチ招集の可能性
「最高蜂クラスに参戦する全員は才能が高いライダーですが、アンドレアに関しては何も言う必要はありません。3年連続して総合2位を獲得しました、ペトルッチはグランプリウイナーです。ベストライダーたちは非常に優れた才能の持ち主であり、バイクに適応するでしょう。これは明白なことです。」

ホルヘ・マルティンの確保
「ホルヘは最高蜂クラスのグリッドに加わる次の才能あるライダーです。我々は彼との歴史が既にあり、我々のグループに維持したいと考えています。(彼の将来に関しては)現状に依存します。最初にトップから順を追って決断を下し始める必要があり、ポルに何が起こり、その後に段階を踏んで検討します。」

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