KTMは、最高蜂クラスのオープニングとなる第2戦スペインGPの初日に、2チーム4台体制となってから初めて3台が総合トップ10に進出。幸先のスタートを切った。
レッドブル・ルーキーズ・カップから軽量級と中量級を経て、最高蜂クラスに昇格したレッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングのブラッド・ビンダーは、2日前のオフィシャルテストで総合18番手。初日のフリー走行1は、0.573秒差の10番手。フリー走行2は、3度のコースインで19ラップを周回すると、1分39秒台を6回、1分38秒台を3回記録して、0.125秒差の3番手に進出。
「今日は本当に良かった。トップ10で始められたことは本当に良い。正直なところ、期待していなかった。フィーリングは最高。テストのときからバイクのフィーリングは良かったけど、今日は良い前進を果たしたと思う。午後は中古タイヤで良い感じがあり、最後に新品タイヤに履き替え、すごく良くなったから、明日が楽しみ。進歩が続けられるようにトライしよう。本当に良い1日となった。」
「ここまでのところ、僕たちのバイクはトラックに上手く適応した。ハードブレーキングポイントが沢山ある。確かに、僕は何度も真っ直ぐに行ってしまったけど、限界を見つけているところ。僕は新人。まだ学ぶことが沢山ある。」
もう1人の新人、レッドブル・KTM・テック3のイケル・レクオナは、オフィシャルテストで総合19番手。フリー走行1は0.364秒差の9番手、フリー走行2は、3度のコースインで18ラップを周回すると、1分39秒台を6回、1分38秒台を2回記録して、0.691秒差の12番手。
「僕とチームにとって本当に良い。今日は本当に良い仕事をした。午前は新品タイヤを履いて、ファストラップの仕事に取り組んだ。単独走行で9番手。水曜のテストは苦しんだから、これはすごく、すごく良いことだ。このスピードが持てることは、僕とチームにとって本当に良い。」
「午後は適したコンディションの中でレースに向けて仕事を進めた。新品タイヤを履かなかったけど、非常に速く走れた。バイクから本当に良い感じがある。水曜に幾つかの問題があったから、木曜の午前と午後を利用して、チームと一緒に動画やオンボード、データをチェック。今日に向けて全ての仕事に取り組み、その成果が出たことが本当に嬉しい。」
KTMから4年目を迎えるレッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングのポル・エスパルガロは、オフィシャルテストで総合13番手。フリー走行1は、0.362秒差の8番手。フリー走行2は、3度のコースインで19ラップを周回すると、1分39秒台を5回、1分38秒台を4回記録して、0.247秒差の5番手に浮上。
「昨年、バイクは僕のために開発された。または、誰もが僕に適応しなければいけない、と聞いたけど、若手たちが加入し、特にあまり経験がなく、とてもニュートラルなイケルがこのバイクで速く走ることができる。」
「ヨハン・ザルコの経験を経て、KTMはバイクがどのように製造されたのか、それが良いのか、悪のか、僕のスタイルに適応するのか、非常に心配していたけど、誰もがこのバイクで速く走ることができる。」
「ダニはテストで速かった。イケルも速い。ミゲールも非常に速い。ブラッドはグッドなペースとグッドなパフォーマンスを証明したから、僕は幸せ。僕のベイビーなんだ。全員が速い。これは僕の仕事でもあった。全員がトップライダーたちと少し楽しめるだろう。まだ1日ある。誰もがさらに速くなることは確かだけど、とても有望だ。」
Esto ha empezado!!! ????️8️⃣ en la combinada /// GAME IS ON ????️8️⃣ ???? #SpanishGP #MotoGP pic.twitter.com/KccL0H1oh3
— Pol Espargaró (@polespargaro) July 17, 2020