決勝レース:クアルタラロが最高蜂クラスで初優勝

マルケスが18番手から3番手まで挽回した後に転倒。ビニャーレスとドビツィオーソが表彰台。

第2戦スペインGP決勝レース(周回数25ラップ)は19日、ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで行われ、最高蜂クラス1年目に新人王に輝いたファビオ・クアルタラロがポールポジションから優勝。最高蜂クラス20戦目で初優勝、通算2勝目を挙げ、キャリアで初めてポイントリーダーに飛び出した。

気温32度、路面温度53度のドライコンディションの中、3番グリッドのマルク・マルケスは、スタート直後の1コーナーを2番手で抜け出した後、3ラップ目にトップに飛び出し、後続を引き離したが、5ラップ目の4コーナーで転倒を回避してコースアウト。グラベルで体勢を立て直して18番手でレースに復帰。5ラップ終了の時点でトップから8.444秒差の16番手だったが、15人を抜いて、3番手に浮上。

トップから5.327秒差、2番手に0.185秒差まで接近した22ラップ目、ラスト4ラップの3コーナーでハイサイドから転倒。オープニングレースでの転倒リタイアは、中量級1年目の2011年以来3度目。

2番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、ホールショットを決めた後、3ラップ目に2番手に後退したが、4.603秒差の2位。昨年10月の第19戦マレーシアGP以来2戦ぶりに表彰台を獲得すれば、7番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソは、4人の表彰台争いに競り勝って、5.946秒差の3位。

5番グリッドのジャック・ミラーは、6.668秒差の4位。8番グリッドのフランコ・モルビデッリ、6番グリッドのポル・エスパルガロ、4番グリッドのフランチェスコ・バグナイア、15番グリッドのミゲール・オリベイラ、12番グリッドのダニロ・ペトルッチがトップ9入り。

13番グリッドの中上貴晶は、21.553秒差の10位。

10番グリッドのジョアン・ミルは、2ラップ目に転倒。9番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、10番手を走行していた19ラップ目にリタイア。

公式予選2の転倒で右肩を負傷したアレックス・リンスとウォームアップ走行の転倒で脳震盪と頚椎を負傷したカル・クラッチローは欠場した。

次戦の第3戦アンダルシアGPは、来週末に当地で開催する。

RESULTS

VideoPass(ビデオパス)』では、第2戦スペインGPの決勝レースをオンデマンドで配信。