ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームのファビオ・クアルタラロは、キャリア通算87戦、最高蜂クラス20戦目となった2020年シーズンのオープニングレース、第2戦スペインGPのフリー走行4と公式予選2でオールタイムラップレコードを更新した後、決勝レースではポールポジションから優勝。ポール・トゥ・ウインを決めた2018年6月の第7戦カタルーニャGP以来、通算2勝を挙げた。
21歳と90日での優勝は、バレンティーノ・ロッシ、 ケーシー・ストーナー、ジャック・ミラーを抜いて、史上最年少優勝の8位にランクイン(2018年第7戦カタルーニャGPの優勝は、中量級で史上6番目)。
フランス人ライダーの優勝は、1999年9月の第12戦バレンシアGPでヤマハ機を走らせたレジス・ラコーニ(レッドブル・ヤマハ・WCM)以来21年ぶり。
ヤマハのサテライトチームに所属するライダーでは、2000年9月の第13戦バレンシアGPで優勝したギャーリ・マッコイ(レッドブル・ヤマハ・WCM)以来20年ぶりの快挙となった。
19歳で最高蜂クラスにデビューしたクアルタラロは、開幕戦カタールGPの公式予選2でセンセーションな5番手に進出した後、第4戦スペインGPでは、2013年にマルク・マルケスが樹立した最年少ポールシッターの記録を書き換えることに成功(20歳と14日)。
第7戦カタールGP、第8戦TTアッセン、第15戦タイGP、第18戦マレーシアGP、最終戦バレンシアGPの予選で最速時計を刻み、6度のポールポジションを奪取。
第4戦スペインGP、第8戦TTアッセン、第15戦タイGP、第18戦マレーシアGPでは、オールタイムラップレコードを更新。
デビュー戦では、3ラップ目にファステストラップを刻めば、ホームレースとなった第5戦フランスGPの20ラップ目に2度目のレース最速時計を記録。
さらに、第7戦カタールGP、第8戦TTアッセン、第11戦オーストリアGP、第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP、第15戦タイGP、第16戦日本GP、第18戦マレーシアGP、最終戦バレンシアGPで表彰台を獲得。
参戦1年目にルーキー・オブ・ザ・イヤー、インディペンデントのライダー部門とチーム部門を獲得。
参戦2年目は、第2戦スペインGPで優勝を挙げ、キャリアで初めてポイントリーダーに飛び出した。
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