「マルケスが後悔することは何もありません」

マルケス&RC213∨のパッケージが誰よりも2歩前進していることを説明。

レプソル・ホンダ・チームのチームマネージャー、アルベルト・プーチは、シーズン緒戦となった第2戦スペインGP後、週末と決勝レースを評価。マルク・マルケスだから、驚異的な巻き返しと怪我を負ってしまうことを説明した。

スペインGPの戦略は?
「マルクの戦略は良いスタートを切って、最後までレースをリードし続けることにトライすることでした。レース序盤にコースアウトするまでは、その通りの展開となっていました。このような結果は思ってもいませんでした。」

「アレックスの最優先事項はレースを完走すること。次にポイント圏内を争うグループに接近してフィニッシュすることでした。初めてのレースとしては、良い結果です。我々全員が喜んでいます。」

ネガティブなポイントとポジティブなポイントは?
「ネガティブなことは明白です。マルクがケガをしたこと。これは本当にネガティブなことです。ライダーがケガをすると、あまりポジティブなことはありませんが、誰もが目撃したように、マルクのレベルを理解しました。カタールでは、彼のパフォーマンスに疑いを持つ人がいましたが、そうした疑いを払拭したとは明白です。」

「彼のホンダRC213∨と彼自身は、明らかに2歩前進しています。少し速いだけではありません。誰よりも速いのです。違いは、好き嫌いに関わらず、毎年成長していることです。」

ピットウォールから見たレースの感想は?
「マルクがコースアウトしてとき、集中力を取り戻すまで2ラップが必要でしたが、それからは前のライダーたちを追い上げて行くのを見ました。あと4、5ラップあれば、ラップタイムで1秒速かったマルクがクアルタラロを捕まえることができたかもしれません。」

「彼がどのようなタイプのライダーなのか、我々は分かっています。今日は改めてそのことを証明しましたが、ケガをしてしまいました。今は休息と腕を治すことが必要で、準備ができたときには、再び優勝争いに戻ります。」

「マルク・マルケスであるから、このようなことが起きます。彼は並外れたことをします。後悔することは何もありません。我々のチームは彼を尊敬し、彼のすることを称賛します。」

VideoPass(ビデオパス)』では、第2戦スペインGPの決勝レースをオンデマンドで配信。