決勝レース:クアルタラロが開幕から2連勝を達成

ビニャーレスとロッシが2-3位を獲得して、ヤマハ勢が表彰台を独占。中上が自己最高位。

第3戦アンダルシアGP決勝レースは26日、ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで行われ、ポールポジションのファビオ・クアルタラロがライバルたちを圧倒するペースで引き離し、シーズン緒戦となった第2戦スペインGPに続き2戦連続の優勝。最高蜂クラスのフランス人ライダーとしては史上初の2勝目を挙げた。

気温36度、路面温度59度のドライコンディションの中、2番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、中盤に5番手まで順位を落としたが、4.495秒差の2位。2戦連続の2位を獲得すれば、4番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、5.546秒差の3位。昨年4月の第3戦アメリカズGP以来18戦ぶりのトップ3入りで、最高蜂クラスで199度目となる表彰台を獲得。

ヤマハ勢が2014年10月の第16戦オーストラリアGP以来となる表彰台独占を達成(優勝ロッシ、2位ホルヘ・ロレンソ、3位ブラッドリー・スミス)。

8番グリッドの中上貴晶は、6.113秒差の4位に入り、昨年6月の第6戦イタリアGPで記録した5位を上回る自己最高位を獲得。

10番グリッドのジョアン・ミルは、自己最高位タイの5位。14番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソは6位まで挽回。12番グリッドのポル・エスパルガロは7位。21番グリッドのアレックス・マルケスは8位。15番グリッドのヨハン・ザルコは9位。

21番グリッドのアレックス・リンスは、27.091秒差の10位。13番グリッドのカル・クラッチローは、16ラップ目にピットインしたが、最後まで走りきって、1ラップ遅れの13位で完走。

3番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは、2番手走行中の19ラップ目にドゥカティ機から白煙を吹き上げてリタイア。6番グリッドのフランコ・モルビデッリは、4番手走行中の17ラップ目に入る手前で失速。

9番グリッドのブラッド・ビンダーは、スタート直後の1コーナーで5番グリッドのミゲール・オリベイラに接触。コースアウトで21番手に後退すれば、オリベイラは転倒リタイア。ビンダーは12番手まで挽回したが、13ラップ目の13コーナーでハイサイドから転倒。

7番グリッドのジャック・ミラーは、4番手走行中の11ラップ目9コーナーで転倒。11番グリッドのダニロ・ペトルッチは、9番手走行中の12ラップ目2コーナーで転倒した。

チャンピオンシップは、クアルタラロが25ポイントを加算して50ポイントに到達すれば、ビニャーレスは10ポイント差の総合2位。ドビツィオーソは24ポイント差の総合3位を維持。

次戦は、2週間後にブルノ・サーキットこと、アウトモトドローム・ブルノで第4戦チェコGP。翌週からレッドブルリンクで第5戦オーストリアGPと第6戦スティリアGPが連続で開催される。

RESULTS

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