『Moto2™クラス』プレビュー~昇格候補3人が優勝争いの中心

来季の最高峰クラス昇格に向けて交渉するマリーニ、バスティアニーニ、マルティンらに注目。

第7戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPは、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで9月11日(金)に初日、13日(日)に決勝レースを開催。第5戦オーストリアGPからポイントリーダーとしてタイトル争いをリードするルカ・マリーニが昨年の11位が自己最高位のホームトラックで、ライバルたちの挑戦を受ける。

ポイントリーダーに挑むのは、マリーニと共に来季の最高峰クラス昇格に向けて交渉が進む総合2位のエネア・バスティアニーニと総合3位のホルヘ・マルティン。オーストリアの2連戦で対照的な結果だったバスティアニーニとマルティンが8ポイント差に挑戦。

前戦で悪い流れを断ち切った総合4位の長島哲太、中量級で初優勝を挙げた総合5位のマルコ・ベツェッキ、クラスで唯一全戦でポイントを連取する総合7位のチャビ・ビエルゲ、初ポールポジションを獲得した総合8位のアロン・カネト、初表彰台を獲得した総合9位のレミー・ガードナーらが上位進出を狙い、総合13位のロレンソォ・バルダッサーリ、総合14位のアウグスト・フェルナンデェス、総合15位のホルヘ・ナバーロ、総合23位のファビオ・ディ・ジャンアントニオらは浮上のきっかけを掴みたいところ。

第2戦スペインGPから連続してトップ4以内に進出していた総合6位のサム・ロウズは、前戦の決勝レースで他車に激突。失格となる黒旗が提示され、今週末は公式予選の結果に関わらず、ピットレーンからスタート。

第5戦オーストリアGPの転倒で骨盤挫傷を負った総合16位のハフィス・シャーリンと第3戦アンダルシアGPから欠場していたイェスコ・ラフィンは、復帰を予定する。

タイムスケジュール
9月11日(金)
10時55分(17時55分): フリー走行1(40分間)
15時10分(22時10分): フリー走行2(40分間)
9月12日(土)
10時55分(17時55分): フリー走行3(40分間)
15時10分(22時10分): 公式予選1(15分間)
15時35分(22時35分): 公式予選2(15分間)
9月13日(日)
08時50分(15時50分): ウォームアップ走行(20分間)
12時20分(19時20分): 決勝レース(25ラップ)

過去5年間の決勝レースリザルト
2019年-ドライコンディション
優勝:アウグスト・フェルナンデェス(カレックス)
2位:ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(スピードアップ)+0.186秒差
3位:アレックス・マルケス(カレックス)+1.283秒差

2018年-ドライコンディション
優勝:フランチェスコ・バグナイア(カレックス)
2位:ミゲール・オリベイラ(KTM)+3.108秒差
3位:マルセル・シュロッター(カレックス)+4.094秒差

2017年-ウェットコンディション
優勝:トーマス・ルティ(カレックス)
2位:ハフィス・シャーリン(カレックス)+6.475秒差
3位:フランチェスコ・バグナイア(カレックス)+19.823秒差

2016年-ドライコンディション
優勝:ロレンソォ・バルダッサーリ(カレックス)
2位:アレックス・リンス(カレックス)+2.523秒差
3位:中上貴晶(カレックス)+6.199秒差

2015年-ドライコンディション
優勝:ヨハン・ザルコ(カレックス)
2位:ティト・ラバット(カレックス)+3.850秒差
3位:中上貴晶(カレックス)+5.388秒差

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