『FIM CEV REPSOL』経由『MotoGP™世界選手権』

ミル、クアルタラロ、ビニャーレス、リンスはレギュラー参戦、モルビデッリとドビツィオーソは スポット参戦。

国際モーターサイクリズム連盟の主催大会『FIM CEV REPSOL』は、週末にスペインのサーキット・リカルド・トルモでダブルヘッダーの第7戦スペイン・バレンシア大会と最終戦スペイン・バレンシア大会を開催。『Moto3™ Junior World Championship(Moto3™ジュニア世界選手権)』、『Moto2™ European Championship(Moto2™欧州選手権)』、『European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ) 』のチャンピオンが決定した。

過去、同選手権に参戦した経験があるのは、2020年シーズンに代役を含めたエントリー91名中82名(90%)。『MotoGP™クラス』は24名中20名(83%)、『Moto2™クラス』は34名中30名(88%)、『Moto3™クラス』は33名中32名(97%)。

2010年以降、3クラスでタイトルを獲得した延べ30名は、同選手権に参戦した経験があり、今季タイトル争いを繰り広げる各クラスのライダーたちも同大会、または、前身の『スペイン選手権』にレギュー参戦、または『MotoGP™世界選手権』の開催地でもあるヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトやサーキット・リカルド・トルモで開催された際にスポット参戦を経験。

最高峰クラスでタイトル争いを繰り広げるファビオ・クアルタラロ、マーベリック・ビニャーレス、アレックス・リンスは、タイトルを獲得すれば、イタリア出身のフランコ・モルビデッリとアンドレア・ドビツィオーソは、バレンシア大会とヘレス大会にそれぞれにスポット参戦。

クアルタラロは、2014年に2年連続のタイトルを獲得したことから、翌年から出場最低年齢の特例としてデビューが許可されていた。

3クラスでタイトル獲得の可能性がある4人は、『FIM CEV REPSOL』の参戦経験がなく、ダニロ・ペトルッチはイタリア選手権からスーパーバイク世界選手権のスーパーストック1000経由で『MotoGP™クラス』に昇格。サム・ロウズはスーパースポーツ世界選手権王者として『Moto2™クラス』への参戦を開始。エネア・バスティアニーニとダーリン・ビンダーは、レッドブル・ルーキーズ・カップを経由した。

『MotoGP™クラス』
1. ジョアン・ミル: 15年総合4位
2. ファビオ・クアルタラロ: 13年総合1位/14年総合1位
3. マーベリック・ビニャーレス: 09年総合2位/10年総合1位
4. フランコ・モルビデッリ: 09年スポット参戦
5. アンドレア・ドビツィオーソ: 01年スポット参戦
6. アレックス・リンス: 10年総合3位/11年総合1位
7. 中上貴晶: 06年総合12位/07年総合6位
8. ポル・エスパルガロ: 05年総合5位/06年総合1位
9. ジャック・ミラー: 11年総合11位
10. ミゲール・オリベイラ: 09年総合3位/10年総合2位
11. ダニロ・ペトルッチ
12. ブラッド・ビンダー: 12年スポット参戦(優勝)
13. アレックス・マルケス: 10年総合11位/11年総合2位/12年総合1位
14. ヨハン・ザルコ: 09年スポット参戦(優勝/2位)

『Moto2™クラス』
1. サム・ロウズ
2. エネア・バスティアニーニ
3. ルカ・マリーニ: 13年総合25位/14年総合16位/15年総合5位(Moto2™)
4. マルコ・ベツェッキ: 15年総合16位/16年総合18位
5. ホルヘ・マルティン: 14年スポット参戦

『Moto3™』
1. アルベルト・アレナス: 13年&14年総合10位/15年総合2位/16年総合8位
2. 小椋藍: 17年総合8位/18年総合5位
3. チェレスティーノ・ヴィエッティ: 17年総合25位/18年総合10位
4. ジャウメ・マシア: 15年総合5位/16年総合15位/17年総合2位
5. トニー・アルボリーノ: 15年総合12位/16年総合9位
6. ジョン・マックフィー: 11年総合10位/13年総合7位/14年&16年スポット参戦
7. ラウール・フェルナンデス: 15年総合14位/16年総合3位/18年総合1位
8. ダーリン・ビンダー
9. 鈴木竜生: 13年スポット参戦/14年総合31位

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