ギャレット・ガーロフが代役としてスタンバイ

モトアメリカからスーパーバイクに昇格して1年目に総合11位に進出した25歳のアメリカ人を代役として指名。

モンスターエナジー・ヤマハ・MotoGPは、新型コロナウイルスに感染して、第11戦アラゴンGPと第12戦テルエルGPに欠場したバレンティーノ・ロッシが3日に受けたPCR検査で陽性反応が検出されたことから、今季のスーパーバイク世界選手権でヤマハ機を使用して、参戦1年目ながら2度の表彰台を獲得して総合11位に進出したアメリカ人ライダー、ギャレット・ガーロフを招集することを発表。

ロッシが復帰するには、2度の検査で連続して陰性反応の検出が条件。4日に検査を受け、その結果が陰性となった場合、再度検査を受け、再び陰性となれば、バレンシアに向けて移動する。

もし、再検査で再び陽性反応が検出された場合、ガーロフが起用され、ロッシのクルーたちからサポートを受け、デビューすることになる。

最高峰クラスに初参戦する可能性がある25歳のアメリカ人ライダーは、「ヤマハがこの機会に僕を考えてくれたことを光栄に思う。今年は既に大きなアバンチュールだったけど、これは、嬉しいオマケだ。数年前にレースを始めてから、『YZR-M1』を走らせることは夢だった。そして、その可能性が起ころうとしていることは、本当にエキサイティングだ。」

「しかし、バレンティーノにとって不運な状況の下であり、この機会を得ることを申し訳なく思い、彼を本当に悪く思う。1日も早い回復を願う。僕たちはトラック上のナンバー46が恋しい。」

「もし今週末に走ることになれば、バイク、タイヤ、ブレーキなど知らないことがあるから苦戦するだろう。それに、バレンシアで一度も走ったことがないけど、僕自身に自信がある。チャレンジに立ち向かう準備がある」と、ロッシへのメッセージを送り、可能性があるデビュー戦に向けて抱負を語った。

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