プレスカンファレンス~タイトル候補者たちが心境を語る

ヨーロッパGPの開幕を前日に控えた中、ミル、クアルタラロ、ビニャーレス、ドビツィオーソ、モルビデッリ、リンスが共同会見に出席。

第13戦ヨーロッパGPプレスカンファレンスは5日、サーキット・リカルド・トルモのプレスカンファレンスルームで行われ、総合1位のジョアン・ミル、総合2位のファビオ・クアルタラロ、総合3位のマーベリック・ビニャーレス、総合4位のフランコ・モルビデッリ、総合5位のアンドレア・ドビツィオーソ、総合6位のアレックス・リンスが出席した。

ジョアン・ミル
「確かに少しプレッシャーを感じている。全員がプレッシャーを感じているだろう。僕はこの瞬間を楽しむ。日曜にどのポジションでフィニッシュするかの見てみよう。良い仕事をすること、100%を尽くすことに自信がある。最後にどうなるか見てみよう。」

「正直なところ、他人のことは気にしない。気にするのは自分のフィーリングだけ。バイクは素晴らしいフィーリングがある。全ての週末に100%を尽くし、僕たちはこのポジションに位置する。残り3戦で、悪くないポジションだ。この調子を続けることが重要。確かに通常によりもタイトル候補者が多いけど、これが状況で、僕は他人を気にしない。フィーリングだけ。」

ファビオ・クアルタラロ
「同じサーキットで2レースが開催され、2レース目で後退してしまい、何も改善されず、チームメイトがシーズンのベストレースをしているところを見ると、リセットは難しかった。正直なところ、あの場所にいたことは理解し難いけど、リセットボタンを押し、本当に好きなトラックに到着。昨年はスーパーにグッドなレースだったから、モチベーションは高い。トリプルヘッダーに向けて正しいモードで突入できると思う。」

「シーズンを通じて、チャンピオンシップのトップに立っていたとき、プレッシャーを感じていなかったけど、2位になったとき、少しプレッシャーを感じた。今はすごく良い感じ。ここバレンシアに自信がある。もちろん、コンテンダーたちが多い。75ポイントのゲームで、何かが起こるかもしれない。このプレスカンファレンスに出席する全てのライダーたちはチャンピオンシップを制することができる。僕たちは集中力を維持し、1戦ごとに臨まなければいけない。これがチャンピオンシップを闘う唯一の手段だ。」

マーベリック・ビニャーレス
「僕と僕たちにとって、ここ2戦は正直に言って悪くなかった。チャンピオンシップにおいて、幾つかのポイントを稼いだことは良かった。多くのミスを犯してしまったけど、そこから沢山のことを理解した。すごく楽しめる3戦が控えている。バレンシアもポルティマオも好きなトラック。本当に良いことができる3週間となるだろう。」

「アラゴンでは、バイクのポテンシャルは高かった。フランコが素晴らしい仕事をしたことで、バレンシアでグッドなパフォーマンスをするために、僕たちに大きなエネルギーとポジティブなことを与えてくれた。今年は優勝を挙げ、勝ち方を知っているから、全てを並べ、グッドなラップタイムを刻む必要がある。僕たちに必要なことは一貫性。アラゴンでは、最初の4ラップは本当に良かったけど、その後は悪夢だった。バイクをプッシュすることができず、非常に難しかった。原因を理解し、働かなければいけない。バレンシアで戦闘的になるために、チームがエクストラなフィーリングを僕たちに与えてくれることを期待する。」

「僕たちの戦略は非常にハッキリしている。2人(ジョアン・ミルとファビオ・クアルタラロ)の前でフィニッシュすること。それがチャンピオンシップのギャップを詰めるための主要な戦略。簡単ではないけど、彼らの前でフィニッシュするために最大のレベルで挑みたい。」

フランコ・モルビデッリ
「最高の気分。特に前戦ではバイクのフィーリングは最高だった。走ることを楽しんだ。もしかしたら、アレックス・リンスと僕は、パーティーに少し遅れて参加してかもしれないけど、とにかく、彼らを捕まえようとトライしている。チャンピオンシップに向けて全力を尽くす。僕たちは闘っている。年末に後悔しないようチャンピオンシップを目指さなければいけない。いずれにせよ、僕にとってポジティブなチャンピオンシップ。ナイスなチャンピオンシップだけど、現時点で、残り3戦、25ポイント差。勢いに乗って、大きなことを目指さなければいけない。」

「チャンピオンシップに向けて闘うことは、特別な気分。ストレンジでストロングな感じで、2017年に感じた似たフィーリングだ。ここにいるライダーたちも同じ心境だっただろう。もう一度、この気分を味わえることは、確かにナイスだけど、同時に悪い感じもある。僕は25ポイント差と少し遅れていることから、その悪い感じが少ない1人であることは確か。彼らを捕まえなければいけない。そのためには、全てを完璧にしなければいけない。基本的に僕は失うものは何もない。」

アンドレア・ドビツィオーソ
「確かに、ウェットなら、賢い手段でチャンスを活かす必要があり、ドライなら、ここいるライダーたちとの闘いを考え、より速くならなければいけない。彼らの状況は本当に良い。大きな自信を持っている。僕たちには無いことで、それは難しいけど、毎戦、物語が異なる。ここは異なるトラック。残り3戦、最大限でトライしよう。僕たちは全力を尽くす。難しいけど、トライしよう。」

「結局、僕の走らせ方では、このタイヤは機能しない。本当に良いものは何も見つかっていない。ドゥカティ勢のシーズンを見ると、競争者たちよりも問題が大きく、非常に困難な状況を生み出してしまった。毎戦の浮き沈み、上位に位置するより下位に位置している方が多いことから、シーズンを通じた改善と仕事は非常に難しかった。これが現実。しかし、今週末は異なるトラック。明日はウェットでスタートすることになることから、週末は以前までとは違うかもしれない。落ち着きを保ち、何かを見つけよう。」

アレックス・リンス
「残り3戦でチャンピオンシップを闘えるチャンスがあることを幸せに思う。今シーズンは、肩の怪我と小さなミスが原因で、最終的なレースのポジションは不規則だったから、まだチャンピオンシップを闘えるチャンスがあることが嬉しい。僕たちの目標は、アラゴンのように、表彰台に向けてファイトすること。32ポイント差だから、プレッシャーはない。自由に走れるようにトライしよう。」

「決してどうなるか分からない。(スペインの)予選で不運な転倒がなかったら、どうなっていたのか分からないけど、トップポジションを争えることは嬉しい。スズキがトップに位置していることが嬉しい。僕たちが過去に良い仕事をしたことを意味する。完璧だ。僕たちはコンストラクター部門でトップに立ち、スズキはそのことを喜んでいる。良い仕事をしていることを意味する。」

VideoPass(ビデオパス)』では、第13戦ヨーロッパGPのフリー走行1から決勝レース後のプレスカンファレンスまで完全網羅の生中継で配信