「毎年ミスでタイトルの機会を逃してしまう」

制限を超えたエンジン基数を起因する制裁に対して心境を語り、目的意識の維持を強調。

モンスターエナジー・ヤマハ・MotoGPマーベリック・ビニャーレスは、第13戦ヨーロッパGPのフリー走行1で10番手。フリー走行2は、トップタイムから0.882秒差の11番手。

フリー走行2終了後、FIM MotoGP™ Stewards Panel(スチュワードパネル)』からエンジンのアロケーションを越える6基目をフリー走行1で使用したことから、決勝レースを公式予選に結果に関係なく、ピットレーンからスタートするペナルティが科せられた。

「問題は、ヘレスで3基目のエンジンを閉じた後に問題を理解したこと。そうでなければ、僕たちは4基目があり、1基が残っていただろう。僕たちの問題は、新品エンジンをレース1で使用したこと。アラゴンからエンジンが足りなくなってしまったから、可能な限り最善の手段で管理したけど、2レース目では、長い距離を走った1基しか残っていなかった。他のエンジンで走ることは安全でない。もしかしたら、トラックにオイルを撒いてしまうかもしれないことから、新品エンジンを投入することを決断した。安全第一。フレッシュなエンジン。同じエンジンだからスピードは以前と同じ。僕たちの問題はそこではない。問題はミサノから全てを失っていること。グリップを見つけることができないということ。バイクを走らせるには非常に難しい。」

「昨日、5基目を搭載して、フリー走行で周回を抑えるというリスクを冒すのかについて協議したけど、僕としては、それはリスクが高すぎ。20ポイント差のポイントリーダーなら、それができるかもしれない。セッティングが決まらず、バイクが機能しない場合は...ピットレーンからスタートしなければいけないというのは事実だけど、僕は何もすることができない。それが全て。タイトルは非常に、非常に難しいけど、全てが起こるかもしれない。」

「全てを知らなかった。最後まで何も知らなかった。ヤマハはライダーに迷惑をかけようとせず、チームに混乱を引き起こすことを望まなかった。最善の手段で管理していたと思う。僕たちは良い仕事をしよう。僕のキャリアにおいて、ベストな週末でないことは確かだけど、これが事実であり、もしかしたら、雨で物凄いレースになるかもしれない。

「僕の心境を理解できるだろう。毎年ミスでタイトル獲得の機会を逃してしまう。気分が悪い。自宅では完璧な状況で、完璧な生活を過ごしている。怒りたくない。幸せになりたい。今年チャンスがなければ、来年がある。まだヤマハとの契約は2年以上もあり、僕たちは何か素晴らしいことができる。このレースで何かポジティブなことを引き出せるのか見てみよう。もしかしたら、スペシャルなフィーリングと共にスペシャルなレースになるかもしれない。自分自身に限界を設定しない。僕たちのコンテンダーたちはミスを犯しかもしれない。雨が降るかもしれない。赤旗が提示されるかもしれない。僕はモチベーションを失いたくない。他者と同じ条件で走れないことから、確かに僕たちは動揺している。これが問題。唯一の問題は、このバイクでオーバーテイクが難しいこと」と、初日終了に心境を打ち明けた。

VideoPass(ビデオパス)』では、第13戦ヨーロッパGPの公式予選と決勝レースを完全網羅の生中継で配信