マルク・マルケスがフィニジカルトレーニングを再開

3度目の手術から48日後、テスト初日まで45日に迫った中、復帰に向けて一歩前進。

レプソル・ホンダ・チームマルク・マルケスは20日、ソーシャルメディアを公開し、3度目の右上腕骨手術を受けてから初めてフィットネスバイクを利用したトレーニングを再開したことを報告。復帰に向けて、さらに一歩前進した。

昨年7月19日、第2戦スペインGPの決勝レースで転倒を喫した際にバイクが右上腕に激突。2日後にバルセロナ市内の大学病院に移動し、チタン製のプレートと12本のボルトで骨折箇所を固定する手術を受けると、4日後に第3戦アンダルシアGPの参戦を目指してヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトに戻り、メディカルチェックでの出走許可を得て6日後のフリー走行3から走行を開始。公式予選1の1ラップ目にパワーダウンが原因で走行をキャンセルし、チームと医師団と相談でして欠場を決断。

最初の手術から13日後の8月3日、自宅で窓を開けようとした際に右上腕にストレスがかかり、プレートが折れたことから、バルセロナ市内の大学病院で新しいプレートに交換する手術を受け、リハビリ治療に専念。

転倒から137日後の12月3日、体外衝撃波治療に取り組んでいたが、治癒が遅く、骨癒合プロセスが停止していたことからスペインの首都マドリード市内の病院で3度目となる手術、偽関節の手術を受け、プレートの除去と皮質骨膜遊離皮弁(ひしつこつまくゆうりひべん)を備えた腸骨稜骨移植片(ちょうこつりょうこついしょくへん)を追加した新しいプレートを配置。

2日後、手術後の臨床状況が良好ながら、手術中に採取した培養物から骨折前に感染があったことが確認され、特定の抗生物質による治療を開始。

10日後の12月13日に退院の許可が下り、自宅で抗生物質治療を継続。1月14日に精密検査を受けると、満足のいく臨床的および放射線学的進化が確認され、抗生物質治療と臨床状況に適合した機能回復プログラムを継続することが発表されていた。