KTMが次のレベルに向けて体制を発表

ビンダー、オリベイラ、ペトルッチ、レクオナが21年のカラーリングで登場。

KTMのファクトリーチーム、レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングとサテライトチーム、テック3・KTM・ファクトリー・レーシングは12日、オンラインによる合同のチーム発表会を開催。プロトタイプマシン『RC16』のカラーリングが初公開された。

ブラッド・ビンダー
「2020年は全体的に幾つかのグッドなリザルト、僕とKTMの初優勝など多くのことを達成したと感じるシーズンだったけど、もっと多くのことができるポテンシャルのある日が沢山あった。確かに改善にトライするマージンは少し小さいけど、昨年はシーズンが進むにつれ、途中で小さなスランプがあったけど、ものごとは良くなって行ったと思う。結果だけでなく、週末とセッション毎のアプローチが改善されたと手応えを感じた。現時点では、本当に本当に強力なパッケージがあると感じている。僕たちは良い方向に進み、今年もバイクに乗れることにとても興奮している。」

ミゲール・オリベイラ
「ワールドチャンピオンになるためには、同時に沢山の細かいことが必要だから、シーズンの進行や展開に依存しながら、通常、プロジェクトを通じて成功を収めて行くことができる。時々4位が非常に良い結果になり、時々2位が期待に応えられないときがあるけど、プロセスを実行する必要があり、今はまさにそのプロセスのスタートベースだ。」

「成功だと考える結果の基準を設定しているところ。確かに2020年よりも良い、グッドなスタートを切る。勝てるバイクだと知ることは、リラックスの要素となるけど、同時に、当たり前のことは何もできず、成功を繰り返すことになると、それは難しくなってしまうことから、静的な仕事だと見なしていない。このチャンピオンシップで非常に良いレベルを維持するには、毎年何かを積み上げる必要があると思う。ファクトリーチームでより細かい仕事に取り組むことができ、少なくても、より一貫性になれると感じる。これがファクトリーチームが与えてくれるツールだと思う。自分の仕事に自信がある。」

ダニロ・ペトルッチ
「参戦10年目。10周年を祝うためにKTMで走ることは大きな誇りだと思う。テック3は最も戦闘力のある1チーム。昨年は2勝を挙げたことから、彼らと一緒に走ることが本当に嬉しい。必要なファクトリーサポートが受けられ、本当にナイスな環境だ。バイクを試すこと、チームのみんなを知ることに本当に興味がある。」

「このファクトリーに経験を提供したい。1年間に起こるかもしれない多くの状況を知っている。3人のライダーたちは非常に速く、戦闘力が高い。僕は最も経験があるけど、彼らよりも速くなりたい。彼らとファイトして、バイクを成長させるために意見を共有したい。最終的にシーズンに満足し、全てのKTMの人たちを幸せにすることが目標。速くなることが最も重要だ。」

イケル・レクオナ
「最高峰クラスは身体面の要求が非常に厳しく、完璧なフィジカルコンディションに整える必要があることから、この冬は懸命にトレーニングを積んだ。2021年はシーズン終盤に到達したレベルから始めたい。全員が強い。レベルは非常に高いけど、僕のチームは良い仕事をしている。2020年型のバイクはビックなスペップを果たした。トラックで全力を尽くすことに自信がある。」

レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングとテック3・KTM・ファクトリー・レーシングは、ロサイル・インターナショナル・サーキットで開催される3月6日から計5日間のオフィシャルテストに参加。2021年シーズンに向けて準備を進める。