チャンピオンチーム、チーム・スズキ・エクスターが始動

ライダー部門、チーム部門、コンストラクター部門のトリプルクラウンを目指す体制を発表。

2020年シーズンにライダー部門とチーム部門のタイトルを獲得したチャンピオンチーム、チーム・スズキ・エクスターは6日、オフィシャルテストの開催地ロサイル・インターナショナル・サーキットのグリッド上でチーム体制を発表。チャンピオンのジョアン・ミルと総合3位のアレックス・リンスがプロトタイプマシン『GSX-RR』と共に登場した。

ジョアン・ミル
「この新しいシーズンは、多くの速い候補者たちと共にスリリングになりそうだ。昨年タイトルを獲得したとはいえ、まだやるべき仕事が沢山あり、ビックなリザルトを獲得できると信じているから、今シーズンの『候補』だと考えていないけど、『倒すべき男』として2021年シーズンを迎え、それを取り巻くプレッシャーがあることは確かだ。正直なところ、それは重要ではない。プレッシャーが僕を抑えつけるのではなく、常にエクストラなプッシュを与えてくれたから、ポジティブなことだと見ている。」

「繰り返しになるけど、新型コロナウイルスによるパンデミックと全ての移動制限により、奇妙なシーズンになるだろう。僕たちだけでなく、『MotoGPファミリー』と世界中の全てのファンにとっても事態が良くなることを願う。昨年『GSX-RR』のとても良い感じを残し、大幅な開発が制限されているけど、スズキの研究開発部門とトラックエンジニア、メカニックたちが改善に向けて幾つかな前進を見つけたと確信する。」

佐原伸一(プロジェクトリーダー兼チームディレクター)
「我々にとって2020年はファンタスティックなシーズンとなり、ライダー部門とチーム部門のタイトルを獲得しました。2021年はチャレンジとなるでしょう。我々の目標は、昨年よりもさらに良い結果を獲得することですが、この重要な役割を担い、グレートなリザルトの獲得に向けて闘うことができると確信しています。」

「新型コロナウイルスの制限により、非常に奇妙なシーズンとなるでしょう。エンジン開発の凍結により、作業と調整の領域が少なくなることから、競争のレベルは昨年のように高くなります。」

「確かに、我々のチームは新たな時代に直面しており、新たな組織を導入する必要がありました。私はより現場に来て、それぞれの責任において、全てのチームメンバーたちによってサポートされます。成熟した堅実なチームに成長したことから、一緒により効率的で効果的な最善の手段を見つけられると全幅の信頼を寄せています。」

「ジョアン・ミルとアレックス・リンスの2人は、冬の間に多くの準備に取り組み、新たなシーズンに向けて意欲と決意を持って到着しましたことから、パフォーマンスを向上させ、トップの座をファイトするために最善の条件とツールを提供できるように100%を尽くします。」

チーム・スズキ・エクスターのジョアン・ミルとアレックス・リンス、テストライダーのシルバン・ギュントーリと津田拓也は、6日からのオフィシャルテストに参加。2021年シーズンに向けて準備に取り組む。

最先端の多視点観戦、マルチスクリーンを提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、オフィシャルテストのビデオコンテンツの配信だけでなく、開幕戦カタールGPから3クラス全戦全セッションを完全網羅の生中継で配信
オフィシャルニュースレター
定期的にメールで配信される動画を含めたコンテンツの受信を希望する場合、オフィシャルウェブにユーザー登録