『FIM CEV REPSOL』~エントリーリスト

松山拓磨、西村硝、羽田太河、内海孝太郎がレギュラーライダーとして参戦予定。

国際モーターサイクリズム連盟の主催大会『FIM CEV REPSOL』は17日、2021年シーズンのエントリーリストを発表。3年連続となる3カテゴリーに26ヶ国から103名がレギュラーライダーとして参戦を予定する。

『Moto3™ Junior World Championship(Moto3™ジュニア世界選手権)』
13ヶ国から32名(イタリア7名、スペイン6名、オーストラリア4名、イギリス3名、フランス2名、オランダ2名、日本2名、スイス1名、マレーシア1名、インドネシア1名、タイ1名、コロンビア1名、ブラジル1名)がエントリー。

王者イサン・グエバラ(スペイン)、総合2位チャビエル・アルティガス(スペイン)、総合3位ペドロ・アコスタ(スペイン)、総合7位アドリアン・フェルナンデェス(スペイン)、総合10位ロレンソォ・フェロン(フランス)の5名が『Moto3™クラス』に昇格することから、優勝、表彰台、タイトル争いの中心は総合5位ダニエル・オルガド(スペイン)、総合6位ダビド・サルバドール(スペイン)、総合8位ジェラルド・リウ(スペイン)、総合11位ディオゴ・モレイラ(ブラジル)。

注目は、参戦2年目を迎える総合14位の松山拓磨(まつやまたくま)と昨年第3戦ヘレス大会から参戦を始めたが第5戦アラゴン大会の公式予選1で転倒した際に左脚の脛骨と腓骨を骨折した西村硝(にしむらしょう)の2人。

『European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ) 』から昇格する総合1位ダビド・アロンソ(コロンビア)と総合2位のゾンタ・ファン・デン・グールベルグ(オランダ)、『British Talent Cup(ブリティッシュ・タレント・カップ)』で総合2位を獲得したエディ・オシェイ(イギリス)にも目が離せない。

総合4位のホセ・フリアン・ガルシア(スペイン)は、所属するSIC58・スクアドラ・コルセからの参戦が今月15日に発表されたが、エントリーリストには掲載されていなかった。

『Moto2™ European Championship(Moto2™欧州選手権)』
9名のスーパーストック600を含む24名が14か国(スペイン6名、ドイツ4名、イタリア2名、タイ2名、イギリス1名、チェコ1名、ポーランド1名、ポルトガル1名、アンドラ1名、日本1名、マレーシア1名、インドネシア1名、メキシコ1名、南アフリカ1名)から集結。

王者ヤリ・モンテッラ(イタリア)は『Moto2™クラス』に昇格、総合2ニキ・トゥーリ(フィンランド)は『スーパースポーツ世界選手権』に転向、総合3位アレッサンドロ・ザッコーネ(イタリア)は『MotoE™ワールドカップ』に専念することから、フル参戦2年目に初表彰台、初優勝を狙う総合4位の羽田太河(はだかいが)が中心的な存在。

『MotoE™ワールドカップ』にエントリーする総合6位チャビエル・カルデルス(アンドラ)と総合14位ルーカス・トゥロビッチ(ドイツ)はダブル参戦を継続。『Moto2™クラス』を経験したディマス・エッキー・プラタマ(インドネシア)とピオトル・ピエシエキルスキ(ポーランド)は、近い将来の復帰に向けて経験を積む。

注目は『MotoE™ワールドカップ』のテストデビューで上位に進出したスーパーストック600王者のフェルミン・アルデグエル(スペイン)と『Moto3™クラス』のシートを突然失ったアロンソ・ロペス(スペイン)。2人の若手がチャンピオンチームからスピードアップを走らせる。

『European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ) 』
17ヶ国から47名(スペイン17名、フランス5名、イギリス4名、イタリア3名、ポーランド3名、オランダ2名、ドイツ1名、ポルトガル1名、フィンランド1名、ギリシャ1名、オーストラリア2名、マレーシア1名、日本1名、南アフリカ1名、アメリカ1名、カナダ1名、アルゼンチン1名)が参戦を予定。

日本から内海孝太郎(うちうみこうたろう)が2007年に『125ccクラス』で総合2位を獲得したエクトル・ファウベル(スペイン)率いるチームから初参戦する。

2021年シーズンは、4月25日にポルトガルのエストリル・サーキットで開幕。全8戦の開催を予定する。

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