『Moto2™クラス』プレビュー~王者の座をかけた戦いが始まる

小椋、アレナス、アルボリーノ、フェルナンデェスら8名の新人たちが挑戦を開始。

開幕戦カタールGPは、ロサイル・インターナショナル・サーキットで3月26日(金)に初日、28日(日)に決勝レースを開催。開催前日の25日(木)には、毎年恒例の写真撮影会が予定され、19日(金)から3日間のオフィシャルテストに参加した15チーム30名のライダーたちがグリッド上に集結する。

王者エネア・バスティアニーニ、総合2位ルカ・マリーニ、総合5位ホルヘ・マルティンが最高峰クラスに昇格した後、タイトル争いの中心は、3勝を含む7度の表彰台を獲得した総合3位サム・ロウズと2勝を含む7度の表彰台を獲得した総合4位マルコ・ベツェッキ。タイトル獲得を視野に入れ、所属チームから継続参戦する2人は、当地で開催されたオフィシャルテストでレースシミュレーションを実行して総合1番手と2番手に進出していた。

2人に続くのは、新天地に移籍した総合6位レミー・ガードナー。最終戦ポルトガルGPで初優勝を挙げ、オフィシャルテストでは総合3番手に進出。

王者の後任に指名された総合7位ジョー・ロバーツ、昨年期待以上に成績を挙げられなかった総合10位チャビ・ビエルゲと総合13位アウグスト・フェルナンデェス、新人王を獲得した総合14位アロン・カネト、昨年飛躍の兆しを見せた総合18位ジェイク・ディクソン、プレイベートテストで成長した走りを見せた総合19位マルコス・ラミレスらも注目。

新人勢は8名。軽量級から昇格してきた王者アルベルト・アレナス、総合2位トニー・アルボリーノ、総合3位小椋藍、総合4位ラウール・フェルナンデェス、総合5位チェレスティーノ・ヴィエッティ、最年少バーリー・バルトゥス、モトアメリカ王者キャメロン・ボビエ、欧州選手権王者ヤリ・モンテッラ。オフィシャルテストでは、最終日に連続18ラップを実行したフェルナンデェスが最高位の総合8番手に進出。

チーム内で昇格して、プレシーズンに3度のプライベートテストを実施した小椋は、昨年3位表彰台を獲得した当地でレース周回数の連続20ラップを含め、3日間で104ラップを周回。新人勢3番手の総合14番手だった。

12年目を迎える『Moto2™クラス』のオープニングレースは、3月28日18時20分、日本時間24時20分にスタート。

タイムスケジュール
3月25日(木)
14時45分(20時45分):グループ写真撮影
3月26日(金)
14時45分(20時45分): フリー走行1(40分間)
19時05分(01時05分): フリー走行2(40分間)
3月27日(土)
14時20分(20時20分): フリー走行3(40分間)
18時25分(24時25分): 公式予選1(15分間)
18時50分(24時50分): 公式予選2(15分間)
3月28日(日)
15時10分(21時10分): ウォームアップ走行(20分間)
18時20分(24時20分): 決勝レース(20ラップ)

過去のカタールGP決勝レースリザルト
2020年-ドライコンディション
優勝:長島哲太(カレックス)
2位:ロレンソォ・バルダッサーリ(カレックス)+1.347秒差
3位:エネア・バスティアニーニ(カレックス)+1.428秒差
2019年-ドライコンディション
優勝:ロレンソォ・バルダッサーリ(カレックス)
2位:トーマス・ルティ(カレックス)+0.026秒差
3位:マルセル・シュロッター(カレックス)+2.123秒差
2018年-ドライコンディション
優勝:フランチェスコ・バグナイア(カレックス)
2位:ロレンソォ・バルダッサーリ(カレックス)+0.112秒差
3位:アレックス・マルケス(カレックス)+5.625秒差
2017年-ドライコンディション
優勝:フランコ・モルビデッリ(カレックス)
2位:トーマス・ルティ(カレックス)+2.681秒差
3位:中上貴晶(カレックス)+3.304秒差
2016年-ドライコンディション
優勝:トーマス・ルティ(カレックス)
2位:ルイス・サロン(カレックス)+9.610秒差
3位:シモーネ・コルシ(スピードアップ)+9.665秒差

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