『MotoGP™クラス』プレビュー~マルク・マルケス参戦開始

総合1位ザルコにクアルタラロとビニャーレス、リンスとミル、昨年勝者オリベイラが挑戦

第3戦ポルトガルGPは、ポルティマオ・サーキットことアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで4月16日(金)に初日、18日(日)に決勝レースを開催。前王者マルク・マルケスが昨年7月の第3戦アンダルシアGP以来となる復帰を予定する。

シーズンのオープニングレースから2戦連続2位を獲得し、キャリアのベストスタートを切り、5年目の最高峰クラスで初めてポイントリーダーに飛び出したヨハン・ザルコは、昨年7番グリッドから18秒差の10位だった当地でポイントアドバンテージの拡大を探す。

ポイントリーダーに挑戦するのは、第2戦ドーハGP勝者の総合2位ファビオ・クアルタラロ、開幕戦カタールGP勝者の総合3位マーベリック・ビニャーレス、自己最高位の総合4位に進出するフランチェスコ・バグナイア、スズキ勢のアレックス・リンスジョアン・ミル。5人とも昨年の最終戦ポルトガルGPでは表彰台争いから引き離されていた。

新人勢1番乗りとなる表彰台を獲得した総合7位ホルヘ・マルティン、2戦連続して好走を見せた総合11位エネア・バスティアニーニ、2戦連続して完走を果たしたルカ・マリーニは、プロトタイプマシンで初めて当地を走行となることから、順応性と適応性、1ヶ月間の学習能力を証明する機会となる。

総合9位ジャック・ミラーと参戦2年目イケル・レクオナは、腕上がり症状を解決する目的で右前腕を手術。初日に回復具合を確認する。

注目は、当地初開催となった昨年にポールポジションから独走優勝を挙げた総合16位ミゲール・オリベイラと前戦で18番グリッドから8位まで挽回した総合12位ブラッド・ビンダー。KTMの両雄が再び優勝、表彰台争いに挑戦する。

過去に好走を見せたカタールで連続してトップ10入りを果たした総合8位アレイシ・エスパルガロ。昨年のポルトガルGPではシーズンのベストリザルト(8位)を獲得し、次戦スペインGPの開催地ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトでは2月に3日間のプライベートテストを実施したことから連続して上位に進出する絶好の機会。

カタールでの2連戦で期待通りの結果を残せなかった総合10位ポル・エスパルガロ、総合14位バレンティーノ・ロッシ、総合15位フランコ・モルビデリ、連続0ポイントの中上貴晶アレックス・マルケスはヨーロッパ・ラウンドの緒戦で仕切り直し、上位進出への挑戦を開始する。

『MotoGP™クラス』の決勝レースは、4月18日現地時間13時00分、日本時間21時00分にスタート。

タイムスケジュール
4月15日(木)
17時00分(01時00分):プレスカンファレンス
4月16日(金)
09時55分(17時55分): フリー走行1(45分間)
14時10分(22時10分): フリー走行2(45分間)
4月17日(土)
09時55分(17時55分): フリー走行3(45分間)
13時40分(21時40分): フリー走行4(30分間)
14時10分(22時10分): 公式予選1(15分間)
14時35分(22時35分): 公式予選2(15分間)
17時00分(01時00分):公式予選プレスカンファレンス
4月18日(日)
09時30分(17時30分): ウォームアップ走行(20分間)
13時00分(21時00分): 決勝レース(22ラップ)
15時45分(23時45分): 決勝レースプレスカンファレンス

過去のポルトガルGP決勝レースリザルト
2020年-ドライコンディション
優勝:ミゲール・オリベイラ(KTM)
2位:ジャック・ミラー(ドゥカティ)+3.193秒差
3位:フランコ・モルビデリ(ヤマハ)+3.298秒差

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