『Moto2™クラス』プレビュー~ベツェッキがトップ2を阻止できるか

ルマンから3戦連続ワンツーフィニッシュのガードナー&フェルナンデスにベツェッキが挑む

第8戦ドイツGPは、ザクセンリンクで6月18日に初日、20日に決勝レースを開催。第6戦イタリアGPと前戦カタルーニャGPで優勝を挙げたポイントリーダーのレミー・ガードナーが中量級に昇格した2016年から12位、12位、11位、13位だった当地で8戦連続のトップ4、4戦連続7度目の表彰台、4戦連続6度目のトップ2、3戦連続の優勝を狙う。

右前腕の腕上がり症状を抱えながら、連続2位を獲得した総合2位のラウール・フェルナンデェス(11ポイント差)は、決勝レース後に99%所属するチームに残留すると発言したが、来季の去就に注目が集まる。

3戦連続してワンツーフィニッシュを決めたレッドブル・KTM・アジョの両雄を止めたいのは、総合3位のマルコ・ベツェッキ(38ポイント差)、総合4位のサム・ロウズ(64ポイント差)、総合5位のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(79ポイント差)の3人。

地元出身のマルセル・シュロッターと43戦ぶりに表彰台を獲得したチャビ・ビエルゲ、本来の走りを取り戻しつつあるアウグスト・フェルナンデェスらのパフォーマンスに注目。

前戦で今季2度目の転倒リタイアを喫した小椋藍だったが、トップと4秒差の位置で走行。トップ2を追走する第2グループ内でファイトが可能であることを証明。軽量級1年目の2年前に1秒差の6位に進出した当地で今季2度目のトップ5、初の表彰台を狙う。

第5戦フランスGPで右手首を骨折したヤリ・モンテッラは欠場。代役には週末にバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで開催された『Moto2™欧州選手権』の第3戦で開幕戦のオープニングレースから5レース連続優勝を達成し総合1位に進出するフェルミン・アルデグエルを起用。初起用となった第6戦イタリアGPでは、2010年に始まった『Moto2™クラス』における史上最年少ポイント獲得の記録を書き換えていた。

『Moto2™クラス』の決勝レースは、6月20日現地時間12時20分、日本時間19時20分にスタート。

タイムスケジュール
6月18日(金)
10時55分(17時55分): フリー走行1(40分間)
15時10分(22時10分): フリー走行2(40分間)
6月19日(土)
10時55分(17時55分): フリー走行3(40分間)
15時10分(22時10分): 公式予選1(15分間)
15時35分(22時35分): 公式予選2(15分間)
6月20日(日)
09時10分(16時10分): ウォームアップ走行(20分間)
12時20分(19時20分): 決勝レース(28ラップ)

過去の決勝レースリザルト
2019年-ドライコンディション
優勝:アレックス・マルケス(カレックス)
2位:ブラッド・ビンダー(KTM)+1.208秒差
3位:マルセル・シュロッター(カレックス)+1.630秒差
2018年-ドライコンディション
優勝:ブラッド・ビンダー(KTM)
2位:ジョアン・ミル(カレックス)+0.779秒差
3位:ルカ・マリーニ(カレックス)+0.933秒差
2017年-ドライコンディション
優勝:フランコ・モルビデリ(カレックス)
2位:ミゲール・オリベイラ(KTM)+0.066秒差
3位:フランチェスコ・バグナイア(カレックス)+0.574秒差
2016年-ウェットコンディション
優勝:ヨハン・ザルコ(カレックス)
2位:ジョナス・フォルガー(カレックス)+0.059秒差
3位:フリアン・シモン(スピードアップ)+20.433秒差

最先端の多視点観戦、マルチスクリーンを提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、第8戦ドイツGPのフリー走行1から決勝レースまで全セッションを完全網羅の生中継で配信