プレスカンファレンス~キング・オブ・リングを倒すのは誰か?

シーズン第8戦の開催を前日に控えた中、7名の主役たちが共同記者会見に出席

第8戦ドイツGPプレスカンファレンスは17日、ザクセンリンクのプレスカンファレンスルームで行われ、ポイントリーダーのファビオ・クアルタラロ、総合2位のヨハン・ザルコ、総合3位のジャック・ミラー、総合5位のジョアン・ミル、総合6位のマーベリック・ビニャーレス、総合7位のミゲール・オリベイラ、来季最高峰クラス昇格が発表されたファビオ・ディ・ジャンアントニオが出席。

ファビオ・クアルタラロ
「ストレンジなレースだった。1コーナーでツナギが完全に開いてしまい、何とか閉めようとトライしたけど、プロテクターが飛んでしまい、最後の数ラップはツナギが開けた状態で走った。3時間後にペナルティが科せられた。怒りを覚えるより楽しむことを好む。腹を立てても意味がないから。今、サーキットに到着して、新しいシステムを試す。」 「全てのサーキットでバイクが上手く機能すると思う。あまり好きなトラックではないけど、2年前はグレートなペースがあり、1ラップ目か2ラップ目に転んでしまった。前戦で何か悪いことが起こったとき、次のレースを早く始めたいから、明日が楽しみだ。」

ヨハン・ザルコ
「いつものように、ニュートラルでポジティブになるように努めよう。全てのメディアがドゥカティにとって最適なトラックではないと言うけど、完全に同意しない。グッドなサプライズが持てるかもしれない。他の全てのトラックと比較して本当に特別。どのような感じられるのか興味深い。」

「4位でフィニッシュしたことを含めて、バイクは以前よりもずっと楽になった。これはグッドなフィーリングを与えてくれるということで、前進を果たしたことを意味する。このトラックを本当に理解する必要がある。パワーを使うことができず、もしかしたら、曲がらなければいけないと考えるけど、最終的にはいつもマルク・マルケスが勝っていた。ヤマハではない。もしかしたら、ヤマハはターニングがベストかもしれないけど、マルクがV型エンジンで勝てることを証明した。そのことを受け入れ、ポテンシャルを本当に知るために週末を始めなければいけないけど、上手くやれる可能性があるというポジティブな気持ちで始めよう。」

ジャック・ミラー
「僕にとって特別なトラック。『Moto3™クラス』では素晴らしかった。『MotoGP™バイク』ではタイトだけど、楽しい。多くのトラックがお互いに非常に似ていることから、独自の特徴があり、左コーナーが多く、文字通りに左周りだ!最後にここで走ったとき、ドビ、ダニロ、僕との間でナイスなバトルがあり、4位、5位、6位だったから、それほど悪くなかった。決定的にGP21で走れることに興奮している。間違いなく優れたパッケージだ。良い意味で驚かすことができるだろう。週末は天候が良いようだ。10年だ!」

「確かに、他人よりも自分のバイクに合ったトラックがあるけど、それは自分のバイクをトラックに適応させること。ここではそれほど悪くない。コーナーは大きく曲がることに依存している他のトラックとは異なり、方向をあまり変えない。全てが一方向だ。アッセンは高速と方向転換の組み合わせだから、これからの2連戦は大きく異なる要素があることから、GP21がどのように機能するのか楽しみだ。決定的に2019年に走ったときよりも改善された。仕事を続けなければいけない。上手く行けば、ドゥカティにとってそれほど悪くないトラックになるかもしれない。」

ジョアン・ミル
「このトラックはいつも楽しい。左コーナーが多い。非常に特別なアップ・アンド・ダウンがあり、スズキ機は非常に上手く適応すると思う。2019年はあまる強くなかったけど、フィーリングは非常に良かった。レース中はドゥカティ勢とファイトしたことを憶えている。楽しかった。戦闘的になり、強くなり、表彰台争いにトライしたい。優勝にトライしたい。」

マーベリック・ビニャーレス
「本当のところ、カタルーニャでは大変良い仕事をしたと思う。グッドな週末にしようとして、レースの途中までギャップを詰めていたけど、タイヤが消耗してしまい、ジョアンを追い越すことができなかったから、根本的に自信を得ようとしている。大好きなトラック。走行がとても楽しい。強くなれるトラックだから、大きな自信がある。良い仕事ができる。」

「沢山の周回を重ねる必要があった。悪い3戦の後で、自信を取り戻し、理解するために周回が必要だった。とても良かった。バイクの沢山のことを試した。通常、理解が難しいけど、テストはとても良かった。学んだ全てのことをプラクティスでトライしてみよう。ライディングスタイルが非常に重要なトラックだから、フリー走行1から速く走れるようにトライしよう。」

ミゲール・オリベイラ
「自信があるけど、いつものように地に足をつける。週末を始めて、レベルを確認する必要がある。僕たちのバイクは多くのトラックに対してより適応すると思う。サーキットに到着するとき、以前にテストをしたことがないことについて、それほど心配していない。連続表彰台でモチベーションが高い。週末に何かできるのか楽しみ。」

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ
「この場にいることに興奮している。僕にとって非常に珍しいことだから、正直なところ、とても幸せ。スタートに興奮しているけど、まだ今年に集中しなければいけない。来年は世界最高のライダーたちと一緒に走り、夢のバイクを走らせることから、僕にとって何か信じられないことになるだろう。ドゥカティはイタリア人にとって信じられないこと。本当に興奮してるけど、今シーズンに集中しなければいけない。より多くの表彰台、優勝を挙げたい。可能な限り準備を整えたい。今シーズンに向けてベストを尽くそう。これが現時点の目標だ。」

「何が起こったのか誰もが知っての通り。特に最初のレースは、本当に感動的だった。僕たちの夢、僕の夢、ボスの夢、ファウストの夢を追い続けることを一緒に決めた。僕たちの夢は『Moto2™クラス』でトップレベルに到達し、次に『MotoGP™クラス』でトップレベルに到達すること。彼が誇りに思えることをしていると思う。僕たちの夢を追い求め、それに向けて仕事に取り組むだけだ。」

第8戦ドイツGPのフリー走行1は、明日18日現地時間09時55分、日本時間17時55分にスタート。19日に公式予選、20日に決勝レースを開催。

最先端の多視点観戦、マルチスクリーンを提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、第8戦ドイツGPの3クラス全セッションを完全網羅の生中継で配信