KTM、ラウール・フェルナンデェスの最高峰クラス昇格を発表

ファクトリーチームにオリベイラとビンダー、サテライトチームにガードナーとフェルナンデスを起用

KTM・レーシングは7日、レッドブル・KTM・アジョで起用するラウール・フェルナンデェスとの間で来季最高峰クラスに参戦することで合意し、サテライトチームのテック3・KTM・ファクトリー・レーシングから参戦することを発表。

2022年シーズンはファクトリーチームのレッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングにミゲール・オリベイラとブラッド・ビンダー、テック3・KTM・ファクトリー・レーシングにレミー・ガードナーとラウール・フェルナンデェスを起用する。

ラウール・フェルナンデェス
「正直なところ、今年も来年もKTMから参戦する機会が嬉しい。『Moto2™クラス』で沢山のことを学び楽しんでいるところで、『MotoGP™クラス』に参戦する機会を得るポジションに到達することができた。このクラスに参戦することは、誰にとっても夢だから、とても感謝している。」

「今、最も重要なことは今シーズンに集中し、チャンピオンシップをファイトするために最終戦まで全力を尽くすこと。上手く行かなくても問題ない。起こることには理由があり、ポジティブに前を見なければいけない。今年はルーキーシーズン。チャプターを閉じ、2022年に新たに始める。そこでバイクのグッドなフィーリングを見つけ、何よりも楽しみたい。」

ピット・バイラー(KTM/モータースポーツディレクター)
「ラウールが我々と共に『MotoGP™クラス』に昇格することを発表できることを嬉しく思います。『レッドブル・ルーキーズ・カップ』から『MotoGP™クラス』までの『KTM GP Academy project(KTM・GP・アカデミー・プロジェクト)』が機能している証拠です。」

「誰もが知っているように、ラウールは優れた才能があり、『Moto3™クラス』から『Moto2™クラス』への昇格には幾つかの疑問符がありましたが、かなり背が高かったことから、我々の当初の考えと希望通りに、大型バイクに対して優れたライダーであることを繰り返し証明しました。これほど早く『MotoGP™クラス』に昇格させる計画はありませんでしたが、彼はポテンシャルを証明しました。」

「レミーとの現状のラインアップは夢のようなチームであることから、2人をプレミアクラスに昇格させることは、我々のシステムであることを意味します。ブラッドとミゲールのようなドリームチームが存在し、同じ歴史を繰り返すことができます。」

エルベ・ポンチャラル(テック3/チームプリンシパル)
「レミー・ガードナーと共にラウール・フェルナンデェスを迎えることを嬉しく誇りに思い、興奮しています。『Moto2™クラス』で最も輝き、才能ある2人がプレミアクラスに昇格することから、エキサイティングな2022年となるでしょう。ルーキーシーズンといえ、彼らは素早く学習し、幾つかのレースでポテンシャルを証明すると確信します。」

「ラウールは『Moto2™クラス』のルーキーシーズンで信じられない前半戦でした。我々はこの発表を大変嬉しく思いますが、我々は今季起用するダニロ・ペトルッチとイケル・レクオナとの後半戦が残っています。彼らの献身と態度に感謝したいと思います。彼らの将来における幸運を祈ります。」

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