プレスカンファレンス~バグナイア&ミルがクアルタラロに挑戦

シーズン12戦目の開催を前日に控えた中、7名の主役たちが共同記者会見に出席

第12戦イギリスGPプレスカンファレンスは26日、シルバーストンのプレスカンファレンスルームで行われ、ポイントリーダーのファビオ・クアルタラロ、総合2位のフランチェスコ・バグナイア、総合3位のジョアン・ミル、総合6位のブラッド・ビンダー、総合10位のホルヘ・マルティン、代役参戦のカル・クラッチローとジェイク・ディクソンが出席。

ファビオ・クアルタラロ
「オーストリアでの1戦目はホルヘ・マルティンから大きく引き離されたから、2戦目がとても嬉しかった。ペースを大幅に改善させることができ、優勝に向けてファイトする機会があったと思う。今年で最も楽しかった1レースだと思う。とても楽しく、良い感じだった。オーストリアは僕たちにとって最も困難なトラック。そこで優勝争い、表彰台争いをした。もちろん、望んでいた結果ではなかったけど、1戦目より2戦目が嬉しい。」

「2年前は1ラップ目で終わってしまったけど、シルバーストンはお気に入りのトラックの1つ。ヤマハはトラックにとても良く適応する。明日の朝にトラックに出て、楽しみ、楽しい時間を過ごすだけ。良い天候に恵まれることを願う。どうなるか見てみよう。」

フランチェスコ・バグナイア
「確かに僕は幸せ。ファビオはレインタイヤに悩まされていたから、完全に乾いたコンディションよりも多くのポイントを挽回することができた。勝利に近かったけど、とにかく、このカテゴリーでのベストレースになったと思う。そのことが嬉しい。自分のペースを刻み、快適さを感じていた。1戦目はリスタートがあり、少し不運だったけど、2戦目は上位を維持するための十分な速さがあった。」

「このトラックで走ることに自信がある。お気に入りの1つ。レイアウトが大好き。もしかしたら、僕たちのバイクに上手く適応するかもしれない。もしかしたら、ヤマハほどではないかもしれないけど、多くのポイントを挽回する必要があるから、ファビオと一緒に走るために速くなれるようにトライしよう。まだ47ポイント差。ファビオがチャンピオンシップをもっと楽しみたいなら、もしかしたら、最後までファイトができるかもしれない。それは最高だろう(笑)。」

ジョアン・ミル
「前戦は少しクレイジーだった。オーストリアのフィーリングは2連戦ともナイスだった。2戦目は意外に難しかったけど、目標だった表彰台の近くでフィニッシュすることができた。今、僕たちはシルバーストンに着いた。アレックス(・リンス)が2019年に勝つことができた。スズキは2度の勝利を挙げた。これには何らかの理由がある。バイクはトラックによくフィットすることができる。上位陣とファイトをすることが重要だ。ベストを尽くそう。久しぶりに来たから難しいだろう。正しいフィーリングを掴み、正しい走行ラインで走るために、フリー走行1とフリー走行2で直ぐに強くなることが重要だ。」

「ナーバスになっていない。フィーリングを掴むことが最も重要。2018年以降、ここで走っていないから最初の数ラップは少し難しいだろう。今年は沢山のレースがあり、体調が良い。このトラックに対して、直ぐに適応できると思う。トラックは長く、幅があり、走行ラインを見つけることが難しい。素早く見つけることが重要だ。」

ブラッド・ビンダー
「前戦の動画を観る時間があった。もう1ラップなかったことが本当に嬉しい。最高だった。トラックにとどまることは大きなリスクがあり、最終ラップは大雑把だった。無事に帰還できて嬉しかったけど、時にはチャンスを掴む必要があり、今回は上手く行ったことを嬉しく思う。オーストリアの2戦で2つのグッドなリザルトを獲得したことが嬉しい。この勢いを維持したい。」

「誰もが何度もここに来た。『MotoGP™バイク』で新しいトラックを走ることは常に挑戦であり、データを何度も観ても、覚えている手段とは全く異なる。目標は素早く快適さを感じること。新しいサーキットを訪れたときのように、最初で大きく順位を下げないこと。特別なトラック。最後に走ったときはすごく楽しかった。ビックバイクを走らせることが楽しみ。」

ホルヘ・マルティン
「オーストリアでもう一戦あったら、大きな自信になるかもしれないけど、僕たちは新しいトラックに到着。集中しゼロからスタートする必要がある。どうなるか分からないから、バイクのグッドなフィーリングを見つけよう。いつものように100%。簡単ではないけど、全力を尽くそう。」

カル・クラッチロー
「最高だ。シルバーストンに来ることは最高。引退した後で、シルバーストンでのグランプリに参戦するとは思ってもみなかった。昨年のレースを失ったことは失望だったけど、今週末にモンスターエナジー・ヤマハと共に戻れることは光栄。とにかく、シルバーストンで走れることは特権。大勢の観衆が来場するから、誰にとっても楽しいものになるだろう。オーストリアでの走行は、バイクから離れていたこともあり簡単ではなかったけど、もしかしたら、2戦の後で状況が少し良くなるかもしれない。何ができるのか楽しみ。」

「オーストリアはそれほど悪くなかったと思う。紙面上では見栄えが悪いけど、何も期待していなかった。何も得られなかった。ヤマハのために情報を入手した。自分の仕事をした。そして楽しんだ。それが一番。長くバイクから離れていた後で、それほど悪くなかった。予選は昨年よりもコンマ5秒ほど遅かった。5ヶ月間の休息の後で、それほど悪くなかった。楽しかった。最終的には、少し快適さを感じ、大きなギャップがなかった。シルバーストンでは幾つかのトリックを知っているから、何ができるのか見てみよう。」

ジェイク・ディクソン
「明らかに素晴らしく、明らかに機会を与えてくれたペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームのおかげ。ホームで『MotoGP™バイク』を走らせる機会は非常に特別なこと。ホームでデビューができる。待ち切れない。シルバーストンはヤマハに合っているようだ。間違いなく、大きな学習曲線となるだろう。僕は準備ができている。何ができるのか見てみよう。」

「ジョアン・ミルが言ったように、眠れない夜が何日かあった。エキサイティングだ。すごく興奮しているけど、神経質でもある。自分自身に何も期待していない。大きな学習曲線だけ。何かを期待することはできない。一度も走らせたことがない。全てが大きく異なるバイクだ。最善を尽くし、受け入れ、楽しめるかどうか見てみよう。」

第12戦イギリスGPのフリー走行1は、明日27日現地時間09時55分、日本時間17時55分にスタート。28日に公式予選、29日に決勝レースを開催。

 

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