ペトロナス・セパン・レーシング・チーム、活動終了

最高峰クラスに継続参戦するチームをシーズン14戦目の開催前日となる9月16日に発表

最高峰クラスに参戦するペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームと軽量級/中量級に参戦するペトロナス・スプリンタ・レーシングは26日、2021年シーズン末に全ての活動を終了することを発表。

9月16日に第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの開催地ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで『MotoGP™クラス』に参戦するチームとタイトルスポンサーを発表する。

セパン・インターナショナル・サーキットが運営するチームは、2015年から『Moto3™クラス』への参戦を開始。2017年からマレーシアの国営企業であるペトロナスの支援を受け、2018年に『Moto2™クラス』、2019には『MotoGP™クラス』に参戦。第11戦オーストリアGPまでに8勝を含む29度の表彰台を獲得した。

ラズラン・ラザリ(チームオーナー)
「我々はこの数年間驚くべき旅を経験しました。2015年の小さなスタートから2018年にプレミアクラスへのエントリーを確保。ゼロからチームを構成して大きな一歩を踏み出しました。2019年、我々はグリッドに立ち、僅か4戦目で最前列に位置。そして9戦目で表彰台に登壇しました。2020年にはヤマハのサテライトチームとして、20年以上ぶりに優勝を挙げ、チャンピオンシップのライダー部門とチーム部門で総合2位を獲得しました。2021年、我々は史上最高のライダー、バレンティーノ・ロッシと共に参戦します。これは信じられない歴史です。」

「チームはバレンシアでの最終戦まで参戦します。我々の全てのクルー、ライダー、ファン、パートナーのサポートに感謝します。特にペトロナスに感謝します。これは彼らなしでは可能ではありませんでした。我々はペトロナスのブランドとマレーシアの専門知識と共にグリッドの最前線まで駆け上がり、前例のないブランドの露出を成し遂げ、全ての期待を飛躍的に上回りました。」

「セパン・インターナショナル・サーキットのビジョンと長期に渡るマレーシアのタレントたちへのサポートに感謝します。我々の集団的な夢は、マレーシアのライダーたちが世界選手権で表彰台を争うことでした。残念なことに、短期間で達成することができませんでしたが、他の全ての手段によって、途方もない成功を振り返ることができます。」

「我々のファイナルシーズンはまだ終了しておらず、3クラスでのベストリザルトの獲得に目指して努力を続けます。」

Petronas Yamaha SRT Launch 2021

 

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