スーパースポーツ勝者が負傷代役として参戦

ヨーロピアン・タレント・カップとスーパースポーツ300世界選手権を制した18歳の若手を抜擢

MV・アグスタ・フォワード・レーシングは7日、第8戦ドイツGPの決勝レースで転倒を喫した際に左手首を骨折したロレンソォ・バルダッサーリが今週末にモーターランド・アラゴンで開催される第13戦アラゴンGPを欠場。代替にマヌエル・ゴンサレスを指名したことを発表した。

24歳のイタリア人ライダーは、転倒から2日後の6月22日にイタリア・リミニ市内の病院で手術を受けたが、第9戦TTアッセンのメディカルチェックで不適切と診断されて欠場。後半戦緒戦の第10戦スティリアGPで復帰したが、左手首の状態が良くなく、ホームレースとなる次戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPを考慮して欠場。

18歳のスペイン人ライダーは、2017年に『European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ)』で初代王者に輝き、2019年に『World Super Sport 300(スーパースポーツ300世界選手権)』でタイトルを獲得。2020年からは『World Super Sport (スーパースポーツ世界選手権)』に参戦すると1年目は総合7位。2年目は先週末にマニクール・サーキットで開催された第7戦フランス大会の第2レースで初優勝を挙げ、総合5位に進出。

代役参戦は2度目。デビュー戦となった第9戦TTアッセンでは、バルダッサーリの代役として2日目から走行を開始し、28番グリッドから22位で完走していた。

Manuel Gonzalez_Yamaha Parkingo Team_2021

 

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