『Moto2™クラス』プレビュー~ガードナー対フェルナンデェス

残り100ポイントのタイトル争いで2人のギャップは34ポイント差

第15戦アメリカズGPは、サーキット・オブ・ジ・アメリカで10月1日に初日、3日に決勝レースを開催。2戦連続の2位獲得で、後半戦5戦で最多の87ポイントを稼いだポイントリーダーのレミー・ガードナーは、2年前に11位だった当地でアドバンテージの維持、拡大を目指す。

チームメイトのガードナーと共にプレミアクラスのオフィシャルテストに参加した総合2位のラウール・フェルナンデェスは、2戦連続6度目の優勝で、ポイントリーダーとのギャップを34ポイント差まで接近。当地では軽量級1年目の2年前に7位だった。

ホームレースの5位で81ポイント差にギャップが広がった総合3位のマルコ・ベツェッキ。残り4戦100ポイントのタイトル争いで、数字上は逆転の可能性が残されているが、ホームレースとなる次戦に繋げるためには優勝しか手段が残されていない。

当地での優勝経験がある総合4位のサム・ロウズ、前戦で表彰台を獲得した総合5位のアロン・カネト、安定したパフォーマンスを見せる総合6位のアウグスタ・フェルナンデェス、6戦連続のシングルフィニッシュを達成した総合8位の小椋藍が優勝、表彰台を狙う。

注目は2人のローカルライダー、ジョー・ロバーツとキャメロン・ボビエ。来季の去就が決まり、地元で好走を披露したいところ。

『Moto2™クラス』の決勝レースは、10月3日現地時間12時20分、日本時間02時20分スタート。『motogp.com』ではフリー走行1から全セッションの生中継で配信。

タイムスケジュール
10月1日(金)
10時55分(24時55分): フリー走行1(40分間)
15時10分(05時10分): フリー走行2(40分間)
10月2日(土)
10時55分(24時55分): フリー走行3(40分間)
15時10分(05時10分): 公式予選1(15分間)
15時35分(05時35分): 公式予選2(15分間)
10月3日(日)
09時40分(23時10分): ウォームアップ走行(20分間)
12時20分(02時20分): 決勝レース(18ラップ)

過去の決勝レースリザルト
2019年-ドライコンディション
優勝:トーマス・ルティ(カレックス)
2位:マルセル・シュロッター(カレックス)+2.532秒差
3位:ホルヘ・ナバーロ(スピードアップ)+3.836秒差
2018年-ドライコンディション
優勝:フランチェスコ・バグナイア(カレックス)
2位:アレックス・マルケス(カレックス)+2.464秒差
3位:ミゲール・オリベイラ(KTM)+3.704秒差
2017年-ドライコンディション
優勝:フランコ・モルビデリ(カレックス)
2位:トーマス・ルティ(カレックス)+2.633秒差
3位:中上貴晶(カレックス)+6.809秒差
2016年-ドライコンディション
優勝:アレックス・リンス(カレックス)
2位:サム・ロウズ(カレックス)+2.091秒差
3位:ヨハン・ザルコ(カレックス)+7.737秒差
2015年-ドライコンディション
優勝:サム・ロウズ(スピードアップ)
2位:ヨハン・ザルコ(カレックス)+1.999秒差
3位:アレックス・リンス(カレックス)+4.622秒差
2014年-ドライコンディション
優勝:マーベリック・ビニャーレス(カレックス)
2位:ティト・ラバット(カレックス)+4.009秒差
3位:ドミニケ・エガーター(スッター)+7.323秒差
2013年-ドライコンディション
優勝:ニコラス・テロール(スッター)
2位:ティト・ラバット(カレックス)+3.125秒差
3位:ミカ・カリオ(カレックス)+3.175秒差

 

最先端の多視点観戦、マルチスクリーンを提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、第15戦アメリカズGPのフリー走行1から決勝レースまで全セッションを完全網羅の生中継で配信