インドネシアとフィンランドが開催日程に復帰

日本、タイ、マレーシア、オーストラリア、アルゼンチンが19年以来3年ぶりに開催

国際モーターサイクリズム連盟は7日、来季2022年シーズンの暫定開催日程を発表。3月20日にインドネシアGP、7月10日にフィンランドGPの開催が予定され、4月3日にアルゼンチンGP、9月25日に日本GP、10月2日にタイGP、10月26日にオーストラリアGP、10月23日にマレーシアGPが2019年以来3年ぶりに復帰する。

インドネシア
2019年1月、スペインの首都マドリード市内に位置するドルナスポーツの本部で、スペイン駐在特命全権大使のヘルモノ・M・A立会いの下、インドネシア観光開発公社とチャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツの間で同国ロンボク島のマンダリカで『MotoGP™世界選手権』と『スーパーバイク世界選手権』の開催に関して契約を締結。

3月にはインドネシアの首都ジャカルタ郊外のボゴール宮殿で大統領ジョコ・ウィドドによる公式レセプションが開催され、ジャカルタ市内のインドネシア観光開発公社が国家事業として市街地サーキットを含むマンダリカのインフラ建設が始まったが、パンデミックの影響を受けて、2021年の開催が見送られたが、11月に『スーパーバイク世界選手権』と『イデミツ・アジア・タレント・カップ』を開催。2月には『MotoGP™クラス』のオフィシャルテストが計画されている。

フィンランド
2017年8月、フィンランド政府主導の下、首都ヘルシンキから北東へ約110kmに位置するコウヴォラに国際モーターサイクリズム連盟の開催基準であるグレートAの取得を目指して建設が始まったキュミリングとドルナスポーツは、2019年から5年間の開催に関して合意。

キュミとは、サーキット近くにある渓谷のキュミ川に由来。1981年以来となるグランプリの復帰を目指すと、厳しい冬の影響を受けて建設が遅れたが、2019年8月19日にオープニングイベントとして、最高峰クラスに参戦するメーカー所属のテストライダーたちによるプライベートテストを開催。2020年と2021年に初開催を予定されていたが、新型コロナウイルスの影響を受けて延期していた。

アルゼンチン
新型コロナウイルスによるパンデミックの影響を受け、2020年と2021年の開催がキャンセルされたアルゼンチンGP、日本GP、タイGP、オーストラリアGP、マレーシアGPが開催日程に復帰。

2014年に1999年以来15年ぶりに開催日程に復帰したアルゼンチンGPは、9月にチャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツとアルゼンチン政府のスポーツ観光省、サンティアゴ・デル・エステロ州政府、プロモーターのグループOSDとの間で2023年から3年間の開催に関して契約を調印。来年4月の開催に向けて、インフラストラクチャと交通ルートの改善を目指し、改装されたパドックと最先端のエレクトリックフラグシステムで迎え入れるために工事を進めている。

MotoGP Calendar_2021

 

29.99ユーロで提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催された第15戦アメリカズGPの全動画をオンデマンで配信