チャンピオンプロフィール

フランス史上初のプレミアクラスチャンピオンに輝いた『エル・ディアブロ』のプロフィール

1999年4月20日生まれ(2022年開幕時の年齢は22歳)。出身地は、フランス南西部のニース。4歳からバイクに乗り始めると、活動の拠点をスペインに移し、カタルーニャ自動車連盟が主催したプロモーション大会に参戦。1年目の2008年から『50ccクラス』、『70ccクラス』、『80ccクラス』でタイトルを獲得。2012年には『地中海選手権プレMoto3™クラス』を制す。

2013年は『スペイン選手権Moto3™クラス』でタイトルを獲得。翌年には『Moto3™ジュニア世界選手権』で、全11レース中9レースで優勝を挙げ、初代王者に輝く。

2014年、『Moto3™ジュニア世界選手権』のチャンピオンに対して、特例として競技規則に定められた参戦最低年齢(16歳)の規定が免除されたことから、2015年に若干15歳で2013年から所属するエストレージャ・ガリシア・0,0からフル参戦を開始。終盤5戦を負傷欠場して総合13位。2年目はレパード・レーシングに移籍して、ホンダからKTMに乗り換えて総合13位。

フル参戦3年目の2017年は、ポンス・HP・40から中量級に初参戦して総合13位。スピードアップ・レーシングに移籍した2年目は、キャリア56戦目となった第7戦カタルーニャGPで初めてのポールポジションから史上最年少6番目となる初優勝を挙げ、総合10位に浮上。

フル参戦5年目の2019年は、ヤマハのサテライトチーム、新規参戦のペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームから最高峰クラスに初挑戦。第4戦スペインGPでポールポジションを獲得すると年間で7度のポールポジションを含む13度の1列目に進出。右前腕を手術した直後の第7戦カタルーニャGPの2位を含め7度の表彰台を獲得して総合5位に進出。新人王とインディペンデントチームライダーのタイトルを獲得。

2020年は、ヤマハのフルサポートを受け、ファクトリースペックが供給されると、シーズンの緒戦となった第2戦スペインGPで史上最年少8番目の優勝(21歳と90日)、フランス人ライダーとして4人目の優勝を飾り、年間3勝を挙げて総合8位に進出。

2021年は、2020年1月29日にヤマハ発動機との間で2021年からの2年契約に合意し、ファクトリーチームのモンスターエナジー・ヤマハに昇格。第2戦ドーハGPで優勝を挙げると、年間5勝を含む10度目の表彰台を獲得。第16戦エミリア・ロマーニャGPで4位に入り、フランス人ライダーとしては、プレミアクラスで初めて、オールクラスでは2016年のヨハン・ザルコ以来、マイク・ディ・メッリオ、アルノー・ヴァンサン、オリベ・ジャック、クリスチャン・サロン、ジャン=ルイ・トルナドールに続き、7人目の世界王者に輝く。

フル参戦8年目、最高峰クラス4年目の2022年は、モンスターエナジー・ヤマハから継続参戦。

 

29.99ユーロで提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催された第16戦エミリア・ロマーニャGPの全動画をオンデマンで配信