ダーリン・ビンダーがヤマハ発動機と1年契約

軽量級に参戦する南アフリカ人ライダーがサテライトチームから飛び級で最高峰クラスに昇格

ヤマハ発動機は21日、軽量級に参戦する23歳の南アフリカ人ライダー、ダーリン・ビンダーとの間で2023年のオプションを含む2022年の参戦に関して1年契約を締結したことを発表。サテライトチームの『RNF MotoGP Team』から参戦することになった。

2019年から最高峰クラスに参戦するペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームのDNAを受け継ぐ『RNF MotoGP Team』は、国際ロードレーシングチーム連盟との間で2022年から5年間の参戦に関して契約を締結し、インディペンデントチームとして、2026年末までの参戦が決定。

初参戦の2018年からチームを支援するヨーロッパ・エナジー・グループの『WITHU』はタイトルスポンサーとして支援を継続。活動名は『WITHU YAMAHA RNF MotoGP Team』。

チームプリンシパルはラズラン・ラズリ。チームマネージャーはウィルコ・ズィーレンベルグ。9月16日に来季の起用が発表されたアンドレア・ドビツィオーソとダーリン・ビンダーがヤマハのプロトタイプマシン『YZR-M1』を駆けることになった。

ダーリン・ビンダー
「『MotoGP™クラス』で走ることは生涯の夢であったことから、この機会にとても感謝している。『Moto3™クラス』からの直接的な昇格は期待していなかったけど、挑戦への準備、そして2022年に向けて懸命に働く準備ができている。」

「最初の目標は、ビッククラスで自分を見つけ、ルーキーシーズンを通じて、少しずつ強くなるために可能な限り学ぶこと。この昇格を可能にするために全力を尽くしてくれたヤマハと『RNF MotoGP Team』、全ての関係者に感謝したい。シーズンの終わりに初めて『YZR-M1』に乗ることが楽しみ。」

リン・ジャービス(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクター)
「ダーリンを温かく迎えたいです。彼が来年のラインアップに加わることを嬉しく思います。新しい『RNF MotoGP Team』のセットアップに誰が最適かについて多くの協議が行われ、ヤマハのサテライトチームにとって新たなスタートであることから、以前のファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリのように、ダーリンのような若く熱心なライダーの起用は適切です。」

「ヤマハにとって、サテライトチームの主な使命は、将来の才能を開発させることです。ダーリンは『Moto3™クラス』で何ができるのかを既に何度も示しました。速く、トップグループでファイトするために必要なものを持っているライダーです。当然、『MotoGP™クラス』へのステップは重要であり、ある程度の調整が必要ですが、準備ができていると信じます。ヤマハと『RNF MotoGP Team』は、この新しく、エキサイティングな挑戦のために彼を全面的にサポートします。」

Darryn Binder, Andrea Dovizioso, WITHU YAMAHA RNF MotoGP Team, 2021

 

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