決勝レース:ファビオ・クアルタラロがチャンピン獲得!

ポールポジションのバグナイアがトップ走行中のラスト5ラップに痛恨の転倒リタイア

第16戦エミリア・ロマーニャGP決勝レース(周回数27ラップ)は24日、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで行われ、7番グリッドのマルク・マルケスが右回りトラックで今季初、負傷から復帰してから3勝目を挙げ、プレミアクラスで59勝目に到達した。

ファビオ・クアルタラロがフランス人初のチャンピオン
気温18度、路面温度23度のドライコンディションの中、15番グリッドのファビオ・クアルタラロはステップ・バイ・ステップでポジションをアップ。12.775秒差の4位でフィニッシュして、フランス人ライダーとしてプレミアクラスで初のチャンピオンに輝いた。

23番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、27.735秒差の10位。ホームサーキットでのラストレースで第11戦オーストリアGP以来今季3度目のトップ10に進出すれば、21番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソは13位。6番グリッドのフランコ・モルビデリは11ラップ目まで5番手を走行。14位まで後退したが、復帰3戦目でポイント圏内に入り、今季初めてヤマハ勢全4台がポイント圏内に進出。

レプソル・ホンダ・チームがワンツーフィニッシュ
4番グリッドのポル・エスパルガロは4.859秒差の2位。今季のベストリザルトを獲得し、レプソル・ホンダ・チームが2017年第14戦アラゴンGP以来4年ぶりにワンツーフィニッシュを達成すれば、17番グリッドの中上貴晶は13番手を走行中の9ラップ目に今季10度目の転倒を喫したが、最後まで走って15位完走。14番グリッドのアレックス・マルケスは12番手走行中の10ラップ目に技術的問題が原因でリタイヤ。

フランチェスコ・バグナイア、痛恨の転倒
ポールポジションのフランチェスコ・バグナイアは、スタートからトップを快走していたが、23ラップ目の15コーナーで週末2度目、今季5度目の転倒を喫し、第6戦イタリアGP以来2度目の転倒リタイア。

16番グリッドのエネア・バスティアニーニは、5週間前に当地で開催された第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPを再現するように後方から巻き返し、12.775秒差の3位表彰台を獲得。10番グリッドのヨハン・ザルコは16.458秒差の5位。3番グリッドのルカ・マリーニは25.417秒差の9位。22番グリッドのミケーレ・ピロは12位。

2番グリッドのジャック・ミラーは、チームメイトをサポートするように2番手を走行していたが4ラップ目の15コーナーで今季10度目の転倒。12番グリッドのホルヘ・マルティンは、10番手走行中の13ラップ目1コーナーで週末4度目、今季14度目の転倒。

ジョアン・ミルは接触転倒
13番グリッドのアレックス・リンスは17.669秒差の6位。18番グリッドのジョアン・ミルはジャンプスタートでロングラップペナルティが科せられた直後の4ラップ目の15コーナーでダニロ・ペトルッチと接触して転倒を喫し、第5戦フランスGP以来今季2度目の転倒リタイア。

アプリリアが7位と8位に進出
11番グリッドのアレイシ・エスパルガロは18.468秒差の7位。19番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは18.607秒差の8位に進出。

KTM4台が転倒
20番グリッドのブラッド・ビンダーは、サイティングラップで週末3度目、今季8度目の転倒を喫したが11位で完走。5番グリッドのミゲール・オリベイラは、3番手に浮上した直後の23ラップ目に週末2度目、今季11度目の転倒。8番グリッドのイケル・レクオナは11ラップ目に転倒。9番グリッドのダニロ・ペトルッチは4ラップ目のミルと接触転倒。

チャンピオンシップ
総合1位のクアルタラロが13ポイントを加算。総合2位のバグナイアが0ポイントだったことから、2人のギャップが65ポイント差に広がり、2戦を残してチャンピオンが決定。

コンストラクター部門は、ヤマハがドゥカティとのギャップを12ポイント差に詰め、チーム部門では、ヤマハのファクトリーチーム、モンスターエナジー・ヤマハがドゥカティ・レノボ・チームを逆転し、13ポイント差の総合1位に再浮上した。

RESULTS

 

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