「フィニッシュラインを通過した後はとても感動的だった」

新王者クアルタラロを称賛し、後輩バグナイアに催眠術が通じなかったことを後悔

ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームバレンティーノ・ロッシは、プレミアクラス370戦目、キャリア通算430戦目となった第16戦エミリア・ロマーニャGPの決勝レースで2戦ぶりの23番グリッドから27.735秒差の10位。5週間前にミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催された第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの17位を大きく上回り、第11戦オーストリアGP以来5戦ぶり3度目のトップ10入りを果たした。

ミサノでのラストレース
「ファンに別れを告げる良い手段となった。晴れてくれ、沢山のファンが集まり、サーキットの雰囲気は最高だった。嬉しい。とても感動的な1日となった。」

「ミサノはホームグランプリ。ホームサーキット。自宅から10キロメートルのところにサーキットがあることは、とても幸運なこと。普通ではない。2007年から開催され、3度の優勝を挙げた。特に2014年の最後の優勝は別格。多くの人たちにとっても記憶に残り、グッドなレース、グッドなバトル、そして今日という日が思い出になるだろう。」

ファビオ・クアルタラロ
「正直なところ、クアルタラロをオフィシャルチームに昇格させたのは正しい決断だった。もしかしたら、僕をラストシーズンにオフィシャルチームで起用しないことも良い選択肢だったかもしれない(笑)。クアルタラロはチャンピオンに値する。非常に速かった。ミスを犯さなかった。チャンピオンに相応しい。彼とヤマハを嬉しく思う。」

「来年のクアルタラロ&モルビデリは最強のチームの1つだと思う。クアルタラロは非常に強いけど、モルビデリも勝てることを証明した。お互いの向上に向けてプッシュし合うことはナイス。ヤマハは常に強力な2人を起用する。その2人を起用することから、リン・ジャービスは忙しくなるだろう。」

フランチェスコ・バグナイア
「フロントのハードタイヤは非常に危険だった。それをペッコに伝えようとしたけど、最終的に彼はそのタイヤを装着した。あまり日が差さず、気温が低下したことから、レース終盤は危険だった。気温が下がってしまうと、何もせずに転んでしまう。最速だったから残念。勝つことができただろう。チャンピオンシップの可能性を維持することができただろう。僕はミディアムタイヤを選択し、とても良く機能した。」

「グレートなシーズンだった。今週末は最速だった。ミディアムタイヤを履いていたら勝っていたから、少し腹が立つ。ポルティマオまでチャンピオンシップの可能性を維持する機会があった。ミディアムタイヤを履かせるために、アラゴンと同じように催眠術をかけようとしたけど、今回は機能しなかった。」

スカイ・レーシング・チームのスペシャルカラー
「知らなかった。普段はサプライズが好きじゃないけど、これは大きなサプライズだた。朝、初めて見た。チームのみんなに感謝しないと。『Grazie Vale(ありがとうとう、バレ)』のイエローがものすごく気に入った。」

特別な週末
「全ての瞬間を楽しんだ。友人たちが日曜は素晴らしい1日となるから楽しむように言ってくれた。楽しむだけでなく、グッドなレースにして、グッドなリザルトを獲得するために全力でトライした。フィニッシュラインを通過した後は、とても感動的だった。ものすごく楽しかった。」

最後のホームレースを終えたロッシは、昨年11月に12位、今年4月に転倒リタイアを喫したポルティマオ・サーキットで開催される第17戦アルガルヴェGPで今季の最高位(第11戦オーストリアGPの8位)、そして、昨年7月の第3戦ポルトガルGP以来、プレミアクラス通算200度目の表彰台を狙う。

Valentino Rossi, Luca Marini, Gran Premio Nolan del Made in Italy e dell'Emilia-Romagna
Valentino Rossi, Misano Celebration, Gran Premio Nolan del Made in Italy e dell'Emilia-Romagna
Valentino Rossi, Misano Celebration, Gran Premio Nolan del Made in Italy e dell'Emilia-Romagna

 

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