ルーキーチャンピオンは90年以来31年ぶり

先祖代々漁師の家系なら1年目に史上最年少記録を書き換えてワールドチャンピオンに輝く

レッドブル・KTM・アジョのペドロ・アコスタは、第17戦アルガルヴェGPの決勝レースで軽量級史上26人目、『Moto3™クラス』史上7人目となる年間6勝目を挙げ、1990年のロリス・カピロッシ以来となるデビューシーズンでのチャンピオンに輝いた。

『レッドブル・ルーキーズ・カップ』のチャンピオンとして、昨年11月の最終戦ポルトガルGP後、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで実施されたプライベートテストに参加。チーム初合流ながら、周囲を驚かすパフォーマンスを見せると、3月のオフィシャルテストでは総合2番手に進出。

デビュー戦となった開幕戦カタールGPで0.042秒差の2位。1週間後の第2戦ドーハGPでは、フリー走行2の低速走行が原因でピットレーンからスタートするペナルティが科せられたが、2012年のロマーノ・フェナティ以来となる参戦2戦目で初優勝。

ピットレーンからスタートして優勝を挙げたのは、『Moto3™クラス』では初めて。

第3戦ポルトガルGPでは、2011年のマーベリック・ビニャーレス以来となる2連勝を達成。ビニャーレス(16歳298日)に次ぐ史上最年少優勝の2番手(16歳328日)。

第4戦スペインGPでは、1999年にマルコ・メランドリが樹立した史上最年少の3連勝記録(17歳29日)を更新(16歳342日)。1998年に加藤大治郎が樹立したデビューからの3戦連続表彰台獲得を更新する史上初の4戦連続表彰台を記録。

第10戦スティリアGPでは、ルーキーとして1989年のアレックス・クリビーレ以来となる年間5勝目を達成。

1年前にワールドチャンピオンシップのライダーとしてのキャリアをスタートさせたアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェにポイントリーダーとして戻って来た第17戦アルガルヴェGPでは、公式予選終了後にスペクタクルを披露することを宣言すると、7戦ぶりに優勝を挙げ、1990年にロリス・カピロッシが樹立した史上最年少チャンピオンに僅か1日だけ届かなかったが、2番目の早さでタイトルを獲得した。

最年少王者ランキング
1. ロリス・カピロッシ: 17歳165日
2. ペドロ・アコスタ: 17歳166日
3. マルク・マルケス: 17歳263日
4. ダニ・ペドロサ: 18歳13日
5. バレンティーノ・ロッシ: 18歳196日
6. アレックス・マルケス: 18歳200日
7. アンドレア・ドビツィオーソ: 18歳201日
8. マヌエル・ポジャーリ: 18歳262日
9. マーベリック・ビニャーレス: 18歳302日
10. トーマス・ルティ: 19歳61日
11. 青木治親: 19歳173日

最年少優勝ランキング
1. ジャン・オンジュ: 15歳115日
2. スコット・レディング: 15歳170日
3. マルコ・メランドリ: 15歳324日
4. ロマーノ・フェナティ: 16歳105日
5. マーベリック・ビニャーレス: 16歳123日
6. ホルヘ・ロレンソ: 16歳139日
7. イバン・ゴイ: 16歳157日
8. セルジオ・ガルシア: 16歳240日
9. エクトル・バルベラ: 16歳253日
10. ダニ・ペドロサ: 16歳273日
11 .ペドロ・アコスタ: 16歳304日

 

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